レンタル漫画に挟まれていた紙切れ
BLUE GIANT
Prime Videoで、BLUE GIANTを一ヶ月ほど前に観ました。
原作漫画の存在や映像作品になった事自体は元から知っていましたが、世界一のNO1ジャズプレイヤーを目指す作品だという事は全く知らなかった。
ましてジャズという音楽は古いイメージしか無く・・・といってもクラシックほど伝統があるわけでもない。
聞いてて心地良いけれど、1つもタイトルを知っている曲は無いジャンルだなあと思って観始めました。
でも知ってなくても良い作品というのは没入できるもので、ヒカルの碁とかもそうですけど、ルールなんて知らなくても展開や演出でどうとでもなるのが漫画・アニメ―ションの良いところだなと感じました。
本作は特に音楽と、その演奏シーンでの演出がバチバチにかっこいい作品に仕上がっています。
やっぱり滑らかな動きを見せる時にはCGは良いですね。どうしても格好つけたいところは手描きになっているし、その使い分けがこれからのアニメーションのスタンダードになっていくと感じました。
一番好きな曲は WE WILL ですね。格好いいと思ったら是非本編もご覧ください!
BLUE GIANT SUPREME
映像作品を観てから1ヶ月後、続きが気になってしょうがないのでレンタル本で原作を読み始めました。
やっぱり音楽を扱う作品なので、文字だけでは拾いきれない部分は多分に多い作品です。
でもそれを言葉だけでなく、オノマトペや登場人物の表情で読者に伝えるチカラが本作にはあるので、音は聞こえないけど不思議と興奮を覚える事ができる作品です。
まだ読んでいる最中ではありますが、映像作品と漫画原作ともに、絶対的にオススメできる作品です。
そんな中に挟まれていた紙切れ
普通に考えたら飼い主と思しき女性が、毛糸玉で遊んでいる猫ちゃんを見て、我々に向けた言葉なのだと思うのです。
BLUE GIANT SUPREMEは、主人公の大がヨーロッパでジャズを味わっていく事になる物語なのですが、そのはじまりの地がドイツでした。
ドイツのミュンヘンから始まり、とある事をきっかけにハンブルグへ。そこからベルリンに渡って欧州をツアーする事になっていきます。
そんな作品に挟まれていた1枚の紙切れ。
書かれている言葉は上でも挙げた通りの意味のようですが、でもこの言葉、よく見ると英語じゃないんです。ドイツ語なんです。
これは偶然なのか、はたまた前にレンタルしていた人が何か恣意的なものを伝える為に挟んだのか。ただの栞なのか。
答えはきっと誰にも分からないけれど、何だかええやんって思ったので、ご紹介させていただきました。
紙切れは拝借しようかなとも思ったのですが、挟んだ人が意図して挟んだのなら、そしてそれをチェックするレンタル本屋さんが挟んだままにしておいたのなら(多分見つけてないだけでしょうが)、私も挟んだままにしておきます。
いずれどうしてもその言葉が必要になる人がいる事を信じて。