長月のおたより〜キャリア相談会・佳き記事分析会・VIEW OF INTERVIEWERS〜
大人になるにつれ虫が苦手になるのはなぜだろう。こんにちは、運営のはるたむです🐜 今年は実家(広島)でも虫が出て眠れない日を過ごしたり、東京の家でも虫が出て仕事ができなくなったり、まさに虫とともに生きている日々です……。そして自分の虫嫌いの度合いには自分で呆れております。
さて今月も変わらず、はるたむがおたよりをお届けします!💌 おたよりとは、コミュニティの様子をハイライト形式でまとめ、コミュニティのメンバーに向けて毎月の最終週に公開しているものです。(※もちろんメンバーではない方も大歓迎です🙌)
今回は主に、9月に開催したイベントをご紹介!sentenceは最近どんなことをしているのか知りたい方、ぜひ読んでキャッチアップしてくださいね。
ライターとしてどうキャリアを積み上げていくのか? 「キャリア相談会」を開催
9月の初旬、一人ひとりの「書いて、生きていく」を模索するイベント「キャリア相談会 #4」を開催しました🌿
「ライターになりたいけど、何から始めればいいの…? 」
「ライティング・編集業界へ転職したいけど、経験がゼロでも大丈夫なのだろうか 」
「地方で暮らしながら、ライターとしてどうやってお仕事を増やしていけばいいの?」
など、書き手として、あるいはこれから目指していく上で抱えているお悩みを、ざっくばらんに相談できる会です。今回は編集者・ライターの高島知子さんをゲストにお呼びしました。
<高島さんのプロフィール>
獣医学の出版社に2年半勤めたのち、広告・マーケティング系の出版社で4年ほど雑誌編集。2010年よりフリーランス。マーケティング領域を主軸に、MarkeZine、XD、The Central Dot magazineなどのWebメディアや書籍編集で活動している
※sentence radioで、高島さんのライター・編集者としての変遷やフリーランスになった理由などをじっくり語ってもらいました。高島さんのキャリアについてより知りたい方はぜひ、聴いてみてくださいね。
相談会ではたくさんのお悩みが寄せられましたが、ここでは1つだけご紹介。「書いて食べていくためにどうすればいいか」という質問に対して、高島さんは図にして具体的に説明してくれました。
※高島さんが「キャリア相談会」の中で参加者に説明するときに使用した図
高島さんはこの図をもとに「ライターで生きていくためには、誰にでも任せられる仕事(図のAやB)→自分にしかできない仕事(図のCやD)を見つけていくというステップを踏むこと」が何より大事だと語ります。
高島 ライターとして稼いでいくならば、まずは代えがきくもので力をつける。その後、自分にしかできないことを見つけそこを伸ばしていく、という流れで進んでいくのがいいと思っています。
図で言うと、Cの「小説、エッセイ」やDにあたる「noteの有料記事」。これらをいきなりやっても難しいですね。実際にCやDの領域で活躍している人も、これまでAやBなどの仕事で力をつけてきた人は多いと思います。
その後、高島さんは終了時間いっぱいまで一人ひとりの質問に真摯に答えてくれ、イベントは無事終了しました。イベント後、参加者からはこんな声が届いていました。
今までの私の経歴を踏まえ理想に向かってどのように行動すればよいか、具体的なアドバイスをいただくことができました。高島さんが作っていただいた表はとても分かりやすく、どのポジションをどの順で狙っていくかなどのご説明も、すぐに理解することができました。今日から、どう動いていけばいいのか、明確になった気がして、とても晴れやかな気持ちです!!
最近はずっと「なぜ自分の意志を理解してもらえないのか」と悩むことが多かったので、高島さんに第三者として話を聞いていただき、人から自分はそう見えているのだと客観視することができました。「何でもできるは何にもできない」だとわたしも思っているので、自分の専門領域を一つ見つけます。
既にライターとしてお仕事をしているメンバーからは、「これからは自分の専門領域をつくっていきたい!」という声が特に多く上がっていました。今回のイベントがメンバーにとってこれからを見つめ直すきっかけや、一歩を踏み出すための後押しになっていたらいいなと思います。
sentenceメンバーの方はNotionにアーカイブ動画を載せているので、参加できなかった方、もう一度ご覧になりたい方はぜひ確認してみてください。
またキャリア相談会はこれからも定期的に行う予定なので、次回の開催も楽しみにしていてくださいね。さて続いてはキャリア相談会と並び、9月の目玉となったイベントの紹介です!
「いい記事だな」の“いい”理由を言語化する! 「佳き記事分析会」を開催
9月初旬、メンバーさんが「佳き記事分析会」を企画、開催してくれましたた。
「佳き記事分析会」とは、「佳(よ)き!」と思う記事の佳きポイントを分析しあうイベントです。佳きと思う記事にはどんなポイントがあるのか一つの記事を見ながら対話していきます。
今回は運営メンバーである西山さんが執筆したインタビュー記事をみんなで分析しました。おたよりではその一部をご紹介。
まず参加者は記事を読んで、佳きポイントを見つけ、同時に「ここはどうしてこの表現をしたのだろう?」という質問などもコメントとして残します。すると最初のタイトル・リードの部分だけでもたくさんのコメントが並びました。
「記事全体を貫く主題をスパッと主題にされていて素晴らしいと感じました!」
「読者ごと化しやすい問立ての生み出し方が気になる」
など、参加者それぞれが「自分ではこんなふうに書けない!」と思った部分をコメントしてくれているのが印象的でした。
イベント後には会の中で出た質問に対して、西山さん本人が回答してくれました。取材前に準備していた資料、取材中のメモなど記事が完成するまでの過程となる資料も共有してくれました。(とても貴重ですね……)
さらには後日、西山さんを含む参加者が集まり「ここはどうしてこういう書き方をしたのですか?」と直接質問できる「アフタートーク」を開催しました。この様子は後日sentence radioで配信する予定なので、楽しみにしていてください。
イベントの様子に関しては、参加したメンバーの飯島さんが記事にしてくれました。 飯島さんが特に印象に残ったことやイベントを通じて感じた想いなど、丁寧に言語化してくれているので、ぜひご覧ください。
文章をより良くするために、自分が佳きと思う文章に触れてみるのはとても大事なことですね。他の方の文章をじっくり観察してみることで、自分の文章と細かく比較し、文章をより良くするためのTipsを発見できるかもしれません。
今回の企画のようにメンバーさんからの「こういうイベントやりたい…!」などの声に対しては、運営も実現できるようにサポートしていきたいと思っているので、ぜひ何かあればいつでもSlackでご共有くださいね。
3名の編集者のインタビューをのぞき見する「VIEW OF INTERVIEWERS」が帰ってきた!テーマは「採用広報」
9月下旬からはsentence LIVE#12として、3人の編集者の取材現場をのぞき見して学ぶ「VIEW OF INTERVIEWERS」を開催。
VIEW OF INTERVIEWERSとは
現役のライター・編集者のリアルなインタビュー現場を公開・比較し、暗黙知になりがちな「インタビュー」のスキルを学びとろう、という企画です。3名のライター・編集者に「同じ取材対象者に、同じ内容で取材」をオンラインで実施してもらい、最後にトークセッションでお互いのインタビューを見た感想を語り合いながら、インタビューにおいて大事だと思っていることを一つひとつ言語化します。
今回のテーマは「採用広報」。普段からクライアントワークで採用記事を書いている人にとっては、これからのインタビューに活かせるTipsをたくさん持って帰れる場になるのではないかと思います。
先日早速インタビューの第1弾を配信しました。Slack上ではリアルタイムで配信をみていた人たちとスレッドを作成し感想を共有しながら、盛り上がりました。
イノウさんのインタビューはすごく落ち着いていて、インタビュイーの方との会話がとてもテンポ良く、スムーズな印象を持ちました。相槌もとても丁寧で、私もイノウさんの相槌や相手の返答に対する返しを真似したいなと思いました😌
今週は残りインタビューの第3弾が行われる予定です。1回目、2回目をご覧になった方、ぜひあと残す1名のインタビューの際は、前のインタビューと比較をしながら見てみてくださいね。
▼今後のスケジュール
・10月8日(金)20:00~21:00 / 向晴香さんインタビュー
・10月13日(水)19:30~21:00 / トークセッション
sentenceのメンバーはリアルタイムで見られる方は、「ここが素敵ですね!」「ここはポイントですね!」などとワイワイ話しながら、ぜひ一緒に感想をシェアしましょう!
もちろんリアルタイムで見られない方もご安心ください。後日アーカイブでイベントの動画は共有させていただきます。
そしてトークセッションが開催される10月13日までメンバー以外の方の参加も受け付けております。気になった方は、ぜひご検討いただければと思います。イベントの詳細や参加申し込みは下記Peatixよりお願いします。
それでは、みなさんsentence LIVEみんなで盛り上がっていきましょう〜!よろしくお願いします!!
おわりに
最後に10月のイベントカレンダーを共有します🙌
昨日は有志で集まったメンバーが編集やライティングについて研究する場「ヘラ研」からの研究発表会がありました。(ヘラ研では私も参加者として発表したのですが、今回お話しした「ロジック」についてみなさんが共感してくれとても嬉しかったです……😢)
15日(金)には7月から始まったCAIXAさんとのコラボイベント「インタビュー(的)読書会」がございます。今回もぜひお楽しみに。
だんだんと肌寒い日が増えてきましたが、みなさん無理はせず!今月も元気に書いて、書いて、生きていきましょう。では良い10月を〜!🍇