「まじめな会社員」に共感しかない
※冬野梅子さんの漫画「まじめな会社員」3巻を読破し、勢いで書いてます。ネタバレありです。
正直、2巻が辛すぎて刺さりすぎて3巻買うか迷ったんだけど、
改めて1巻と2巻を読み返したら面白すぎてやめられませんでした。
まじめな会社員とは…
主人公あみ子31歳(派遣社員)が、現実と折り合いつけて生きようとするけど周囲のキラキラしてる人たちの影響を受けつつ奮闘する話。
2巻で刺さりまくった
改めて、2巻のラストシーンがめちゃくちゃ印象的で
『誰かのいつメンになりたくて頑張ってたけど、拒否られてた?』
っっっっっっっっちゃくちゃ分かる。
自分も何か「これだ!」「自分が自分で居られて、いつでも自尊心が保てる!」っていうコミュニティに所属していたくて、
でもなんか全部ちがうなって感じて、それっぽくなろうとしてた。
思えば小学生から「親友」「いつメン」を探し求めてきたけど
ついに大学生になっちゃったよ。ごめんね6歳のころの私…。
みんな言えば仲間に入れてくれるけど、それって表面的な関係でしかなくて
友達ってもっとさぁ、気づいたら一緒にいる存在じゃん!!?
もっと健全な(?)ふつうの(?)始まり方をしたいんだよな…
3巻でちょっと前進するあみ子
あみ子は、副業として興味あるライターの仕事を少しずつ始める。
それでまた現実と葛藤したり、折り合いをつけたりしていく。
まず読んで思ったのは、「文化人ってどうやって稼いでるの?」ってこと。
だいたい人脈で仕事もらったり、趣味の延長の形でなにか活動してそれを生業としてる。
↑ココがもう、会社で働いて賃金を得るということしか毎月の収益の得方を知らない自分との違い。
ていうかバンドマンとかDJとかってやたら高い(けど必ずしも有名でなく界隈の人にはウケる)服着てません?お金あるんか?
貯蓄も十分なのか?いや岡本太郎がめちゃくちゃ貯金してたらなんかヤダ。
それでもあみ子が一般人代表としてダメもとでいろんな人に声かけたりするシーンが良いよね。
「もうどう思われてもいいから連絡してみよー」って行動できたところが、
周囲の反応にどう打ち返すか計算してたところと大きく変わったと思う。
私は周囲の反応を気にしたくない、と思いつつも
誰かに言われる前に「こう言われるかも?」と考えながら話しちゃう(ほんとやめたいこのクセ)
この漫画本当に描写がリアルで、帯にも書いてた通り「辛いけど読みたくなる」。
特にあみ子の脳内図が理解できて、まんま自分!!って共感してしまう。
絶賛就活中で、生きるしか仕事とか分かんねーよって思ってるのでめちゃくちゃこの漫画に救いを求めてしまいます。
あみ子がハッピーエンドになったら私もハッピーエンドになれる気がする。
しかし作者さんは巧妙な書き方をする方なので単純な結末にはしないだろーなって思ってる。それもまた良き。
あーーーわたしもちょっと文章書いてお金ほしいな!!!!!!
p.s.待望の4巻が発売されました!!しかも最終巻らしい!!買ったのはいいけど終わるのが嫌すぎて読めてないです!
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