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8月8日しし座新月

様々な体感や感情が動いた新月だったと思います。ひと段落ついて、これからどう動いていくかの目安にでもなれば。

新月は4ハウスで起きました。
4ハウスはホロスコープという天球全体を下から支える役割を担っており、基礎・根っこの役割を持つといわれています。

また、その日の太陽が漆黒の中に一度消え改めて再生するため「end of matter(最終結果)」という別名を持ちます。太陽はこの門をくぐり一日を締めくくり、次の日のために再生していくと言われます。

この混沌とした状況の中で「I will…志す」という意味を持つ獅子座が、この「end of matter(最終結果)」という場所で新月を迎えたということは、なんとかして状況に同化して馴染もうとしていたけれど、もうどうにも無理なんです、という雄叫びのようにも思えますね。

今回の新月は「この環境が自分だ」と思っていたことに対して、新しい視点と方向が加わっていくという事になります。

あうんの呼吸で読み取る空気と動き、同じ言葉を話す人々、自分を支えている場所、自分が支えなければならない場所。

これらが自動的にリセットしていくことは無く、そこに例え自分の力が及ばないとしてもアクションを起こすこと、「自分がそう決めたのだ」と確認して進むことが大事なのでしょう。

また火星と金星がある5ハウスは、金星が支配する「喜びのハウス」。この喜びは一人で楽しむものではなく、対向する11ハウスの「あなたを見守る人々による絶対的な信頼」があってこそ、成り立つものとされています。

自分としては「まだまだ、もっと自分を磨いていかなければ」と冷静に状況を読み取り、これまでのやり方でベストな方法を探ろうとするのですが、あなたを見守る周囲はもっと大らかな様子です。

あなたを応援している人たちは「まだ何も始まっていない!単独的な考え方ではなく、アクションを起こしたことで生まれる清濁から学んでみなさい」と広い視点を求めています。

受けるのはおとめ座の金星なので「確かにその方が無駄がないな」とプラスマイナスで理解できるのですが、そこを組み立てていくのは真逆の性質を持つ、周囲を振り切って進みたい獅子座の水星です。


獅子座の水星は自分の誇りを確かなものにした時に、初めて周囲と自分の違いを認知できます。「自分の考え」ありきで、本来ならば一人でじっくり考えて動きたい(あるいは動きたくない)性質があります。

ここに対して「周囲との親和性から学ぶことがあるようだぞ」と言われても困るのですね。自分一人で確かなゴール設定をしたい獅子座水星にとって、うお座海王星からの「感じ…取れ…」指令はアメーバーのようで漠然とし過ぎているのです。

しかし、その獅子座水星の不安はつきつめてみると「今の環境の中で成果を出していかなければ意味がない」という、戦略的なものから生まれているようです。

今は自分が譲れないもの(いつか成果に繋がると予測しているもの)に対しての介入を嫌い、その譲れないものを自分の聖域のように扱い、保守しようとしています。

受け入れられない環境、もう馴染めない人間関係の中で「これだけは本物なのだ」と大切にしてきた譲れないものをぎゅっと抱きかかえているようです。

ゆえに周囲に対して必要以上に用心深くなったり、安全な場所に固執し、まだまだ自分の本心はみせられない、と思っているかもしれません。

しかし、少し外側に目を向けてみれば、新しいコミュニティがあることに気付くはずです。

そこではあなたはゼロの人です。世俗的な評価に振り回されず単純に喜び、楽しめる場所を持つことで足元の重りを外していけるはず。

またそうすることで海王星の司令でもある「周囲とも関わり」を違和感なく持つことが出来るでしょう。

では、その一歩となるきっかけはどこにあるのでしょうか。

未来への指針を表すドラゴンヘッドは1ハウスでふたご座にあります。

受け取ったものを自分なりにアウトプットしていく事が大切です。

知ったことをそのまま出すのではなく「これに対して自分はこう感じた。だとしたら」というように必ず自分の考えを出すこと。これは自分が「学んでいる側の立場」の方が気楽に入っていけるかもしれませんね。

リアルでもオンラインでも「何も知らないから知りたいんだ」と自分が思える場所が良いでしょう。

自分の考え方と相手の相違をただ受け取ること。「他の人はそう思ってるんだなあ」という感覚から学べることが沢山あるようです。

そしてそのアウトプットは夜の日記やノートに書き留めておくだけではなく、誰もが触れやすい場所に形づくり、置いておいた方が良いでしょう。もちろんあなたの名前を添えて。

それはあなたが望んでいるような「完全になった自分の完璧な自己発信の仕方」とは違うかもしれません。

しかし私たちの未来が人間の繋がりの中にあるとしたら、この新しい挑戦は大事な基礎地盤になるでしょう。

自分の手の内を明かしてもいいのです。
「知らないこと」に自信を持って下さい。

われわれの尊厳のすべては考えることにある。
われわれが立ち上がらねばならないのはまさにそこからであって、われわれが満たすことのできない時間や空間からではない。
だから、よく考えるようにつとめようではないか。そこに道徳の原理がある。

パスカル「パンセ」より抜粋


連日の35度猛暑から一転、今日は18度の涼しい日です。県内のむつ市では川の氾濫も起きて被害が出ているようで心配ですね。

こんな記事も出ているようですが、言うまでもなく人類以外には原因も責任も無いような。。。

一介の農家な自分は天候の変化を受け入れて粛々と毎日を過ごすだけです。それではまた~。





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