水星逆行からみるこれからの一か月。
9月27日から始まった水星逆行。
水星は一年のうち約半分は逆行している天体なので、私は逆行そのものにはあまり意味を見ません。
しかし、逆行する天体が他の天体とアクセスを持つことで引き起こされる事象は必ず有ると思っています。今回は思考の根底を徹底的に掘り起こす冥王星との関わりが3回起きます。冥王星と関わる天体は重みを増します。水星なので「過去の選択」に目を向けることになるかもしれませんね。
逆行は9月27日から10月19日までの約3週間です。しかし実は9月21日満月から「あなたの琴線にふれる」ことが始まっており、これから約1か月後の11月6日で総仕上げとなります。それではこの一連の流れを見ていきましょう。
約3千字と長いので、とりあえず手帳に見出しだけでも書いておくと良いかも。時間がある時に読み直してみてね。
9月21日 魚座満月
浄化だ粛清だと言われた満月。この日は約1か月後に違う形で打ち出されます。何が起こったのか、今思出せるうちに思い出し書き出しておいてください。
あなたが「大好きでこれだけは絶対に手放せないもの」を心にとめて思い出してみて下さい。
こちらも参考に↓
9月22日夜 水星はやぎ座冥王星と正確な90度①
自分では動かせない状況の中で個人として何を伝えていけばいいのか。今の自分の精一杯の知識で冷静な判断を行おうとしたかもしれません。
9月27日 水星逆行開始。
協力者の判断を待って、その問題を動かそうとしている状況。あるいは過去から積み重ねられてきた、重ねられ過ぎてきた自分では扱えない状況が晒され、協力者の力を使って解決しなければという状況。
しかしこれは自分が「正しい」という立場から見た問題です。
他者からは、剥がれつつあるあなたのメッキの一片に気が付いた、という状況もあるかもしれません。何か嘘で取り繕っていることがあればバレるでしょうし、言葉だけで上手く繋ぎ止められていたものは本心が晒され見切られるかもしれません。
自分の在り方を問いただされる時期がこれから続きます。
10月1日 水星は再び冥王星と90度②
1週間前の9月22日にアクセスした冥王星に逆行で再び戻ってきました。
何か動きがあるかもしれません。
この間、水星は同じく逆行している木星とコンタクトを取り続けています。
木星の逆行は未来への不安を表します。
今までなら現実を突きつけられても「なんとかなるさ~」だったのが、「いやこれは希望を持てない状況だなあ、今までしてきたことは間違いだったかもしれない」などと将来への期待感が薄れクヨクヨする時期なのです。(6月21日から始まっており10月18日終了)
未来への展望を見出す自力が弱くなっている時に問題が起こるものですから、あなたは少し弱っているかもしれません。ここからも動きは続いていきますので体調は無理なさらずに。
10月6日天秤座で新月。
10月8日太陽と火星が天秤座14度で重なり
手応えを性急に出すのではなく、地道なルーティンワークが必要なのだという気持ちが強くなるかもしれません。冷静な状況判断を好む天秤座において、リスクを取ったり恥をかくことも恐れない火星は「出しどころ」が解らない、扱いづらい天体です。火星の炎は内側の自己鍛錬に向かうでしょう。
10月10日 太陽火星と逆行の水星が重なり
問題に対しての進展をムリに進める必要は無いと思っているかもしれませんが、全く別の方向で進めていたことからその問題と再び向き合う状況が起こりそうです。
しかしそれは悪いことでは無く、この問題が自分にとっていかに小さいものであったかを確認するような状況です。抱えている鬱屈なことと、あなたが推し勧めていく未来は全く別物なのだ、と気づく時でしょう。
10月11日土星逆行終了
5月23日から始まっていた土星の逆行も終了しました。
土星は周回期が遅いので、今はまだ同じ場所に留まっている状態です。
10月14日水星(逆)が土星と再びコンタクト
天秤座は支配天体が金星ですが、土星の天体を扱うのがとても上手い星座です。逆行が終了した土星は天秤座の水星と手を取り「本来目を向けるべきもの」に再び手をつけていこうとします。
逆行中の水星に現行の土星が120度という吉角をとるので、考え試行錯誤していたことが現実の中で活かされ新しい土台になっていく、という流れが生まれそうです。
このコンタクトを取っている時期は約1週間という充分な時間があります。再起挽回の時が訪れました。
10月19日 水星逆行終了
水星は約3週間の逆行を終わり、順行に戻りました。
またこの前日18日に木星も逆行を終えています。
未来に向けての迷いが消え、明るい気持ちで取り組んでいく意欲が再び巡ってきます。
10月20日おひつじ座満月
10月30日太陽が蠍座へ。
11月2日 水星と冥王星90度三度目の正直③
9月22日に冥王星と90度をとった角度に水星が再び戻ってきました。あの頃は悲観的にしか思えなかった案件が、今は未来へのトリガーです。しっかりと課題に向き合い、この1か月で起きた様々なことを有効に活用して下さい。
11月6日 太陽と天王星の交わり
この日、9月21日の満月図で金星があった場所に太陽が来ます。あなたが「絶対に譲れないと心に抱えているもの」は「あなたが向かっていく未来」にバトンタッチしたのです。そしてその真向かいには天王星があり「既存の枠を飛び越えて一手を打つ時だ」と伝えています。
この日、金星はやぎ座に移り、水星は太陽を追い蠍座に入ります。
ただ闇雲にものごとを推し勧めるのではなく、この一か月に起きたことを洞察して下さい。
自分を右往左往させている相手をひっくり返したり、痛い目を合わせたいという気持ちもあるかもしれません。しかしそんなくだらないことにあなたの知力を使ってはいけません。
この一ヶ月は自分のことだけに集中する時期です。
集中しきれない時、何かの怒りや憎しみで心が苦しい時は、あなたがかつて心震えた事柄にすがって下さい。それは人との交わりだけではなく、かつての文献の一章や音楽や踊り、古えよりの産物かもしれません。
それらは全て善き選択でした。今の自分は自分が選んだ善きものだけで作られていることを忘れてはいけません。