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5月26日いて座月蝕は対人関係でのエゴを捨てていく時。

こんにちは。
遅くなりましたが、5月26日の射手座月蝕を読んでいきたいと思います。
いつも夜に読んでいるのですが、農作業が烈しくなってきて中々難しく。初老の目は夜閉じると最近知りました。

さてさて、それでは本題。
5月26日の月蝕を読んでいきたいと思います。
アセンダントはいて座で、月は12ハウスでいて座。太陽は向かいの6ハウスでふたご座。月蝕なので満月です。

蝕とは?

ざっくり「太陽と月と地球が団子」になることで太陽の光が地球によって遮られること。古代より「いつもある光が消えて無くなる」という「蝕」は不吉なことの前兆とされてきました。じっさいに大規模な自然災害や王権交代が起きたりするので、有権者お抱えの占星術師にとって「蝕を読む」ことは自分の命をかけた大仕事でした。

このように蝕の時は、予期せぬ大きな問題が起こったり、今までスムーズに進んでいた事が暗礁に乗り上げたり、会社の方針が突然変わったりと「自分ではどうにもならない状況」が起こりやすい時です。では、個人レベルではどのようなことになっていくのでしょうか。ホロスコープから読み解いていきましょう。

太陽はふたご座、月はいて座。満月なので月の傾向を捨てていった方が良い時です。


今回は蝕で太陽にドラゴンヘッドという「向かっていくべき未来」が重なろうとしているので、特にその傾向が強い時です。

では捨てていくものとはなにか。
こころの向かいやすい方向としては

・人のために犠牲になることで自分の価値が上がると考えがち
 (↑そのわりに従わない)
・人間関係を対価や物質として考えがち

文字にすると中々ヒドイですが
皆さんけっこう思いがちなことではないでしょうか。。。

では中身を。

太陽月ともに熱気質で、物事を変化させようとする力がつよいです。
月は自分一人で動こうと周囲を断ち切りたいのですが、太陽はむしろ大勢と関わり、その影響を受けることで自分を変化させていきたいと思っています。満月は太陽と月の気質が必ず相反するものになりますが、今回は柔軟宮の射手座がアセンダントなので、上手く調整をつけていけるでしょう。

目に見えることで自分を固めていこうとする気持ちが強く「自分が出来ることが増えることは良いことだ」という思いがありそうです。

「自分が何を産み出せるか?生み出してきたか?」ということが自分の価値観になりやすく、今自分の手中にあるものだけで自分を計ろうとするので、過去と未来にむける視点の幅がとても狭く「使えるか・使えないか」という選択をしがちかもしれません。

しかし、この視点の狭さを魚座の木星がなだめてくれています。

手元に残っているものだけがあなたが歩んできた過去の証拠では無いということ、手元にある選択でしか未来に進めないということでは無いということ。この木星は広い視点を持つことが大事だよ、と教えてくれています。

そのためには広く交流関係を眺めることが大事。これは関わりを多く持つということではなく、良い人悪い人という自分の視点をいったん外し、今の自分の人間関係をフラットに眺めるということです。

人間付き合いにおいては、強い親和性を持って人と接しようとする傾向が強いです。しかしそれは継続的というよりは衝動的な思いつきであり、好き嫌いが一致しただけで相手の中にズケズケと入っていき同化しようとする図々しさもあります。相手にはねのけられ冷たくされると勝手に激しく傷ついたりするかもしれません。一人舞台なところもあるので、少し落ち着いて関わっていくと良いでしょう。

相手との「違い」は自分にとって「有益な情報」である。

じっさいに「相手次第でものごとが左右される」という傾向も強い時です。だからといって神経質になって相手の失敗や自分とは違う動作など細かいことに目が行き過ぎて批判的にならないように気をつけた方が良いでしょう。

相手との「違い」は自分にとって「有益な情報」なのだ、と捉えることで現実の対処方法も変わるでしょうし、前向きに取り組んでいけるのではないでしょうか。

向かうべき方向の太陽はふたご座。
ふたご座は風のエレメントです。

エレメント風は水星と土星の性質を持っています。

ふたご座は得た情報を精査し、自分の貯えとして知性を発達させていくのです。違いはむしろ大歓迎!自分と違う反応を知る喜びを持ち合わせています。

またコミュニケーション、近場、誰にでも通じる言語、という意味も持っています。

起きた問題は内密に処理するのではなく皆の目の前・明るい場所で正していきましょう。これは誰かを槍玉にあげるという事ではなく、公正な場所で問題解決するということが大事だということです。

「豊かであらねば満たされてなければ、自分は正確に感じることが出来ない」という思い込みを捨てる。

満ち潮の前には引き潮があるように、常に満たされているということは何も反応が無い、動かないということです。自分の凸凹を受け止めることこそが自分を繊細に感じることだと気づくことが大切です。満たされていなくても良いのです。

個人的な深いお付き合いに関しての流れは?

ぎゅっとした濃密な世界。しかし相手との関わり、問題や執着から目をそむけ見ない所におこうという傾向があります。自分でもそれは気づいていますが「この答えはきっと遠い所にある」と思い込み、現実逃避しようとしています。しかしそれは逆で、答えは身近にあり陽の当たるところで、知性・理性を持って解決していかないと未来への発展は見込めないでしょう。

また相手との関係だけではなく、その相手がもたらす諸所の問題などに関しても同じことが言えます。渡された問題を目に見えない場所で抱え込むのではなく、公然とした場所で明らかにしていくことが大事です。

この状況には、自分より立場が上の人に相談してみると良いでしょう。深刻なお悩みがあるなら迷わず公的機関に関わった方が良い時です。

仕事に関しての人間付き合いは?

ここまで「対人関係」について多く触れてきましたが、社会的な場や事業においては「人との共同」によって上手く回転していく時です。自分一人で全てを管理しようとせず、周囲の良き人材に気づくことが大事。

また人との集まりにおいても、活発性が増す時です。こんなご時世だからこそ、というのもあるかもしれません。

あなたの周囲に強い親和性を持った独自の集団を作ろうとする人もいるかもしれません。しかしそれが自分の付加価値をつけるためにという思惑がある集まりだとしたら?疑い深くなれということではなく、その人の周囲の状況や人間関係をしっかりと見極めた方が良いでしょう。持ち込まれた話しに勢いで関わると、体力財力が消耗するだけで終わってしまうかもしれません。何かの呼び水には注意が必要な時です。

月蝕は日蝕と連動して動く。

昨年12月15日以降の自分は何をしていたか?その頃に起こった事が今はどう変化しているか?を振り返ることもしてみて下さいね。

12月15日の日蝕のテーマは「生産性」だったようです。

「自分にとって有益な情報を他者から抽出し、それを自己価値感にしようとする」そのための地盤固めという感じが出てきていました。相手を値踏みして付き合うこと、解決しなければいけない問題が根深くあったこと、自分の社会的立場や責任を汲んでの発言が多く、建前と本音にズレが生じる、など。12月後半から現在までのあなたはどうだったでしょうか。

ちなみに私は家の断捨離という名のゴミ捨てをしていた真っ最中でした。1週間かけて7tものゴミを捨て家はカラッポに。

私の場合は「自分が生まれる前から手をつけていなかった問題」について着手し、改めて家という地盤を固め「ここで生きていく」という決意を持った時期だったと言えます。

そこから半年経過し、小さな問題や大きな事件、いろいろ有りましたが上記のような「建前と本音のズレ」が明確になり、そこを捨てようと決意したのが最近。なかなか蝕に乗ってるな自分!と思いました今。ええ今。。。ホロスコープ読んでたって、自分の問題は本当に気づき難いことなのだと思います。

解決しなくてもいい!でも常に考えて下さいね。

いつものように長くなってしまいましたが、最後まで読んで下さりありがとうございました。相変わらずの日々が続きますが、次の日蝕でオリンピック中止宣言が出たらいいな~なんて考えております。それでは~。


つちのと

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