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河瀬直美監督は武士だった。

いや~ひっくり返された。

確かに敵の懐に入っていく時に帯刀して行く人はおらんよな、、、。

2020年初春、私は偶然動けない状態で延々とこの会見をリアルタイムで見せられていた。(ジェルネイル施術中で目の前にテレビがありチャンネル選択権は無かった)

本当に酷い会見だった。

野村萬斎さんが話したのは記者会見冒頭の初めの辺りだけだったんだけど、突然外された『我々の想いをゼロにしないと』という言葉は、聞き流している私でもハっとするような凄みがあった。

途中からは「あんた女優なのか?」な記者が感傷的に佐々木氏を褒め称える質問ばかりしていて、普通に見てても「なんかコレおかしいだろ、、、」満載。あの人どこのプレスだったんだろ。

私は元々「オリンピックとか本当いらんわ」と思っていたので、余計に苦々しい思い出として強く記憶に残っていたというのもある。

「反対!」と思ってると「反対!」のものしか目に映らなくなる。

異論反論オブジェクションの有識者の方達が上げるツイートしか見えなくなってくる。「オリンピック委員会に買いならされた」とUPされる河瀨監督の写真は、どれも目がおかしい顔もおかしい。

河瀨直美監督はオリンピック記録映画を引き受けて以来、様々なバッシングを受けていたのだけど全く反論していなかったんだよね。

私は河瀨監督の文章や視点が好きだったので、監督はどうなっちゃったんだろう、、、?利権が絡むと人は変わってしまうんだろか、、、などと思っていた。

しかし、そんな中でも「風の旅人」の編集長だった佐伯剛さんは全く変わらず河瀨監督を淡々と捉えていた。

アホな私は「佐伯さんは今の状態知らんのかな」などと安易に考えていた。

しかし、今思えば(全て今思えば、で全て話が終わってしまうけど)佐伯さんは河瀨監督の本質と仕事をしっかりと見抜いていたのだと思う。広河隆一氏を「DAYS JAPAN」創刊前から見極めていたように。

そして河瀨監督はやり抜いた。

公開されたらあとは野となれ山となれ、とは思わないだろうけれど、その采配は国民に投げかけられた。「それぞれが自分の頭で考えなければ変わらない」

河瀨直美監督にとって「本心」は大声で言うものでも派手にぶちかますものでもなく、虎視眈々とその時を狙うものなのだろう。そして全てが完成した時にはもうその場にはいない。ホロスコープを見たら、、、は無粋なので私の中に留めておこう。

デモ隊の買収事件も真実はどうなのかな?掘り下げたら違う真実が出てきそうな感じもする。

★★★

私は「目にみえない」だけで頭にきて爆発したりするような浅はかさ馬鹿も大馬鹿な人間なので、こういう「実はその下に段取りがあった」というやり方が出来る人にとても感動してしまうのだ。斬られてる、もとい撮られてる人も気がつかなかったじゃろうて。

この投稿だって他の人が読んだら何がなんだかワカランだろうけど、大技「してやったり」に感動した事を留めておきたくて、こうして恥も文才も何もなく書いている。

「自分に伝わってこない」「伝えてくれない」「目に見えない」というだけで、今まで人を傷つけてきた。そういう人達の心の奥に「本心」があったのだとしたら、本当に申し訳ないことをしたと思う。

私は定期的にこういう「自分の愚かさ」に気付く出来事がないと、すぐ裸の王様になってしまう。もっと馬鹿を自覚したい。足りない自分を知りたい。

ちなみに、この気づきも私の今日の3重円でバッチリ出ているのだ。ここ数日の激しさから自分のホロスコープを考察していたので、「今日何かあるんだろうな」とは思っていたが。おおビンゴ!そのうち書く。

きゃつらに胸糞悪くなるだろうけど、観ておいた方がいいんだろうな。

考え方一つでこんなに変わるもんなんだなあ。とも思うけど、それは「事実」があるからなんだよね。上手く言い表せないけど。

しかし2年前の私は農閑期にジェルネイルなんてやってたんだな~オシャレ!今は髪ボーボーでネイルなんてやらね〜風呂も4日おきよ。農繁期だから仕方ない。いやそういう問題では無い、、、。風呂入らなくても死なないから大丈夫だよ。

改めて自分の愚鈍、愚直、馬鹿に気付けた今日は良い日。満月だの月蝕だのより何より、ただ書きたいことを書く私であった、、、。

そいではまた!
エリ

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