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「2023年」最っ高の1年間に感謝!

「できなかったことはあるけど、やらなかったことはない」

これはピース綾部が書いた著書の結びの一説だ。
大手電機メーカーで電子部品を製造していた私は、これを読んだとき「このまま会社にいていいのか?もっと別の環境に自分を移し新たな挑戦をすべきではないのか?」
と自問自答した。

そんな私に転機が訪れた。
2023年が明けたばかりのある日、私は仕事でミスをした先輩に憤りその人を諌めた。
これが原因で私はパワハラ問題の槍玉にあげられた。

問題は幾日もくすぶり思わぬ第三者まで参戦する始末。
中々解決できぬまま1ヶ月以上が過ぎた頃、私は誓約書にサインをすることで事態は収集した。

しかしこれで終わらなかった。
現場を変わった私に待ち受けていたのは過酷な仕事だった。
更に追い打ちをかけるように上司から告げられたマイナスの評価。
理由は「色々あったから」と。

この瞬間、私の糸がプツんと切れた。
23年間勤めた会社であったが、退職の瞬間はあっけなかった。

それから私の戦いは始まった。
行く先にあるのは激しい不安と恐怖だけ。
安心なんてものは皆無だった。
だが後戻りはもうできない。
覚悟を持って突き進むしかなかった。

私は愛車を売却し、大型二種やフォークリフトの免許取得に挑んだ。
更に中型二輪も取得しバイクにも乗るようになった。
真夏は草刈りのバイトに誘われ肉体労働にも勤しんだ。

オレはいったい何をやっているんだろう?
何処に導かれているんだろう?
疑問や違和感はあった。

しかし不思議にも毎日ちゃんと過ごせていた。
それは転職前よりも充実していた。
環境の変化は当然多くの人との出会いもあった。

私はハッととした。
“かけがえのない豊かさに自分がいることを”
そして感謝の心は雪だるまのように豊かさがくっついてくるようになった。

毎日いただき物をするようになった。
また感謝をした。
豊かさのループが回るようになった。

「今日も豊かだ本当にありがとう!」と私は毎日声に出した。

すると自身の背後から豊かさの津波が押し寄せてくる感じがした。
根拠はなかったが「自分は絶対に大丈夫だ!」と思えるようになった。

その想いは現実になった。
マユに隠れて見えなかった自身の行くべき道。それは不思議な縁に導かれるようにやってきた。
そして私は12月、遂に転職を果たした。

立っているそこは高電圧が流れる送電線の下。繁茂した樹木の伐採、これがこれからの私の仕事である。

今年1年間を振り返れば、挑戦の連続だった。
今の自分がこうなるなんて1年前の自分は思ってもみなかった。
だからこそ人生は本当に不思議だ。

最高の1年間に本当に感謝。
本当にありがとう!
来年もよろしくお願いしますと祈りを込めて。

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