幸せへのセンサー
『幸せへのセンサー』
吉本ばなな(著)
発行:幻冬舎
今日は夏至で、上賀茂神社の中でこれを書いています。
昨晩の大雨があがって、世界がきらきらに瑞々しく輝いていて。
雨でも来ようと思ってたのだけど、太陽はやっぱり極上。1番端っこのかみさまのお家のそばに佇ませてもらって山を眺めながら、「もう十分」と思わず呟いてた。
昨日は雨の音と気配があまりに気持ちよくて、夢うつつの中、日々考えすぎてしまうことが流れていくような感覚だった。
雨が振り、太陽がきらめき、木々が揺れる。
ただただ自然の世界に身を浸させてもらえることの喜び。
ただただ、そうするってのが大事だなぁ。
ただただ、そう在るってことが難しいんだよなぁ。
“あぁ、これだから生きるのはたのしいんだ”と感じるヒントは、「ただただ」にある気がします。
この、身体が感じる・身体から知る、みたいな感覚的なことを、何より大切なことだと思っていて。忘れないでいたい。人生の中で磨くべきことって、そういうことだと思っています。
何でそんなに確信的に思うのかはわからないけど、それが生きていく中での絶対の秘訣だきっと。
と、私は本当に思ってるのです。
それをうまく言葉でいうのって難しいし、エネルギーもいる。だから口であまりそれを言う機会がないのだけど・・。
ばななさんって、そういう絶対大切なことを、惜しみなく、しかも噛み砕いて伝えてくれていて、すごい。すごすぎる。いつもびっくりします。
わかりやすい。ライトに深い。
その感覚が、これからはますます大事なんだろうなって。
もうみんな持っているものを、ここからはライトに深めていく。
そんなふ風にして、魂をピュアなまんま光らせていたい。
装丁もキュートでしょう♡
この装丁でこういう内容の本が出る時代がやってきた、という嬉しさにもしみじみしちゃいます。
どうか健やかにいてね。
あなたがそのまんまピュアに光っていることが、1番世界の役に立つことだと思っています。私は、それを本当に信じてる一人です。
暗くなったら寝て、太陽をちゃんと浴びて、身体の中の菌たちともいいかんじに共存して。
傷ついたなら羽根を休めて、あまり怖がらず、極端じゃなく、まぁるく自然と社会と自分自身と調和して行きたいなぁと思います。
そういう私は熱中して極端にやりすぎちゃうタイプなんだけどね。そんな自分とも、自分なりにうまく折り合いつけていきたいなと思ってます。
お守りになるような本をあなたへ
今日も笑顔多めの一日になりますように
2024.6.21 翠