くすのきだんちのあきまつり
『くすのきだんちの あきまつり』
武鹿 悦子 (著), 末崎 茂樹 (イラスト)
発行:ひかりのくに
縦264mm 横220mm
初めての登場だけど
大好きで、朗読会で読んだりブログでもよく紹介していた
「くすのきだんち」シリーズ。
「あきまつり」は
今なかなか触れられないお祭りの空気感を感じられて楽しくて。
楽しかったお祭りのあと
みんなでながいかげぼうしをゆらゆらゆらしながら
にこにこ並んで同じ場所にかえっていく様子も、
それぞれの部屋に一つずつあかりがついていくところも
リスのコックさんがみんなの帰りを楽しみに
おまつりのごちそうをならべて待っていてくれるところも。
なんてことなく描かれるこの世界は
あぁ、なんてしあわせなんだろう。
極上のうれしさに胸が温かくなるのです。
絵本はいいなぁと改めて思うシリーズです。
おひさまが西へかたむきました。
夜のくすのきだんちは
時を止めたくなるような煌めきなんだ。
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