チリとチリリ ゆきのひのおはなし
『チリとチリリ ゆきのひのおはなし』
どい かや (著)
出版:アリス館
大人もこどももことな(こどもとおとなのあいだ位)もくせになる、この世界観。
冬の冷たい空気、その中で見つける世界の色や美しさやたのしさに心がぽかぽかしてきちゃう。
これぞ絵本の醍醐味だなぁと感じる、この季節にぴったりな一冊です。
チリチリリ チリチリリ
ふたりは自転車にのってゆきの道をすすみます。
たどり着いた扉のさきに広がっているのは・・・・。
ページをめくるたびにこどもたちと「わぁ」って感嘆のため息がもれてしまう。
胸がきゅんとするかわいさ、ときめきで溢れています。
絵本は、自分の中にずっとある少女の部分の感性を補給して、想像力が喜び、満たされていく感覚があります。
大人にこそ、自分自身の好きな絵本をぜひ探してほしいなと思うのです。