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香りの扉、草の椅子

『香りの扉、草の椅子 ハーブショップの四季と暮らし 』

萩尾 エリ子 (著)
発行:扶桑社

この本が本当に好き。
ハーブとアロマが好きで
自然と自然に共にありたいと思っている私にとってこの本は
究極の憧れでもあり、師であり
その背中から生き方や空気を学ぶような気持ちです。
何より、この本に宿る見えないエッセンスに触れていることがとても心地いい。
読んで頭の中の知識にするのももちろんですが
この世界には一定数、読まなくても
その空気に触れるだけでインスパイアされるような本が存在すると感じています。
それはその中の写真だったり
またはその本の佇まいだったり
書かれた方の意図が宿るからだったりしますが
この本は確実に、一種の魔法のような“その類の本”だと思うのです。
本からはまるでハーブの瑞々しい香りが薫ってくる。

縁あって命があり、生きている喜び。
肉体がこの地球にあるといううれしさ。
自然の中に身を置いていると、視座を自然に引き上げてくれて
その結果当たり前のことへの感謝と喜びが溢れます。
いまこの暮らしの中での自分の出来る限りで
自然や恵みを受け止めたい。
共に在れる感覚を感じていたい。
「香りの扉、草の椅子」は読むたびに
まだまだ深められる・・・胸が高鳴り心が躍ります。

そしてもうひとつ感じてみてほしいのが
自然と生きている方の、言葉のシンプルな深み。
萩尾エリ子さんの文章はまっすぐで美しくて。
きっとご自身の人生をどんな時も受け止め、深められてきたからなのだなと思わずにはいられません。

本の気配から、装丁から、言葉からもたくさんの喜びをいただけますが
書かれている内容・・・ハーブやエッセンシャルオイルの使い方や扱い方もまた素晴らしく参考になっています。
SENSEOFWONDERでは、今は花束茶をお届けしているけど
いつの日か我が家のハーブでお茶を振舞える機会が来たら。
そんな時が来るのも楽しそうだな。
この本からエッセンスを受け取り、そんな未来の楽しいイメージも膨らませています。
にしても、安定の天然生活ブックス!さすが。
この雑誌も大好き!

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