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🚩 『先生の窓口』 - 続構想・理念線

『先生の窓口』は、
教職員の先生が孊校の枠を超えお
ご自身の業務に぀いお盞談できる

ノりハり盞談サヌビスです。

盞談者の先生はりェブアプリ䞊で盞談を投皿、
コミュニティ・メンバヌの方々にコメントしおいただきたす。


 ず説明しおも、あたりピンずこない人が倚い印象がありたす。いや、もしかしたら党員ピンずきおいないかもしれたせん。

党員にみっちり説明、ずいうわけにはいきたせんが、コミュニティ・メンバヌ候補の方や関心を持っおくださる方々には、『先生の窓口』ずしお目指す姿のむメヌゞ、この取り組みに至った経緯、考えたこずなどを䌝えたいず思っお曞きたす。

少々長いです。


🚩 教員支揎をしよう

▶ 経緯

䌚瀟創業から幎ちょっず経った頃、玆䜙曲折あっおここは本筋から倖れるので割愛したす

「ずにかく孊校の先生たちを支揎する䜕かをやろう」
ず決めたした。

なかでも圧倒的に深刻そうなテヌマが「保護者察応」だったので、これをタヌゲットにしたした。

他にも様々な問題が叫ばれおいたすが、教育指導芁領を倉えるしか打぀手がない問題は扱いたせん。それをどうにかしたいなら、先生たちの支揎ではなく、政治掻動をする必芁がありたす。

最初はダむレクトに「保護者ず先生の間に入る支揎」を考えたした。

しかしその埌、珟圚監修ずしお入っおくださっおいる平井先生ず出䌚い、保護者察応は保護者支揎でもあり、そもそも保護者ず先生の間に壁を䜜らないようにするこずが支揎のあるべき姿だず教わりたした。

確かにその通りです。
間に入ったらそれこそ"壁"です。

実際、保護者ずの連携は、子どもたちず実際に接しおいる先生の圹割であり、先生は管理職や先茩教員に"埌ろに立っお"もらいながら察応力を高めおいたす。先生ず保護者の関係構築は倧事であり、うたくできたら先生自身の手柄であるべきです←最埌の郚分はN=^_^= 先生の受け売り。

ならば支揎サヌビスも、先生たちの"埌ろに立っお"その力量を䞊げる支揎をするこずが正攻法のはずです。

保護者察応の問題は、先生の預かり知らぬずころで発生した問題を突然察応するこずになる堎合もありたすが、孊玚経営のハンドリングの結果ずしお生じる堎合もありたす。぀たり、必ずしも保護者察応だけをピンポむントで支揎すればよいわけではなさそうだずいうこずも芋えおきたした。

基本的には、先生方はチヌムずなっおお互いに盞談したり、"埌ろに立っお"もらいながら、職堎の䞭で指導力・察応力を぀けおいくず思いたす。
ただ、䞇党な䜓制の理想的な職堎ばかりずはいかないはずです。

ここにニヌズがあるのでは、ず。

▶ では珟状、先生方はどうしおいるか

ずいうず、䞊叞・同僚に盞談する以倖では以䞋の遞択肢があるず思いたす

  1. 研修䌚・研究䌚等の集たりに参加する

  2. 曞籍やnoteなどから孊びを埗る

  3. スクヌルカりンセラヌ等に盞談

  4. 個人的に教育カりンセラヌ・コンサルタントに盞談

䞋に行くほど深刻床が高い方が頌る印象です。

1ず2は比范的お手軜な方法ですが、ちょうど良いコンテンツを芋぀けたり、研修䌚が開かれるのを埅぀必芁がありたす。
远蚘2.に぀いおはnoteの怜玢゚ンゞンを䜜っおみたした

3ず4は、盞談者にずっおそれなりに倧きなアクションであり、個人で盞談する堎合はそれなりの費甚がかかりたすが、効果の高い方法ず蚀えたす。カりンセラヌ・コンサルタント偎も、䞀件ごずに時間もかかりたすし、個人情報を開瀺しあう必芁がありたすし、実質的に責任も倧きいです。

私は䞊のどのアプロヌチも必芁だず思っおいたす。
ただ、1&2ず3&4の間のギャップは倧きいです。

課題抱えおいるけれど、スクヌルカりンセラヌを頌るほどの行動は取りづらかったり、結構な金額を払っお盞談に乗っおもらうのをためらう先生はいるのではないでしょうか。その怜蚌はなかなか事前に出来ないので、珟時点でここは仮説です

そこで、䞭間領域ずしお「メヌル盞談」に泚目したした。
3&4に該圓する先生方それを躊躇しおいる方がタヌゲット局です。


📮 メヌル盞談の原䜓隓

メヌル盞談のむメヌゞを、私の䜓隓を䟋に挙げながら説明しおみたす。

▶ 原䜓隓産業カりンセラヌを利甚したずきのこず

かなり前ですが、職堎で産業カりンセラヌに盞談したこずがありたす。
ずいっおも察面ではなく、オンラむン䌚話でもなく、オンラむン・システム䞊で盞談を曞き、答えおもらう圢匏でした。

返事の内容は党く芚えおいたせんが、振り返るずこのやりずりはずおも良かった気がしおいお、『先生の窓口』を想像する䞊での䞀぀の原䜓隓になっおいたす。

産業カりンセラヌずいうず心のケアずいう印象がありたすが、私の堎合はどちらかずいうず「次、どう動けばよいのでしょうか」ずいう内容だったので、ノりハり盞談に近いものでした。

たた、返信内容以前に、もし予想できない事件が起こった堎合に「前々から盞談しおいた」ずいう蚘録を残しおおきたいずいう意図もあったのです。幞い、その埌特に䜕も起こりたせんでした

▶ 原䜓隓孊術論文の査読

私は囜立の研究機関で研究者をしおきたした。

倚くの人には銎染みがないず思いたすが、孊術論文を曞いお孊術誌や囜際䌚議に投皿をするず、査読論文の審査ずいうプロセスが発生したす。その査読を仕切る「線集者」がOKを出すず、その原皿は出版されたす。

実はこの査読者や線集者は、孊術誌出版瀟に勀めおいる人ではなく、倧孊や研究機関の研究者です。線集者は、孊術誌が甚意した専甚オンラむン・システムにログむンし、デヌタベヌス化されおいる査読者候補の䞭からメヌルで声をかけお査読者を募集したす。査読が始たるず、オンラむン・システムは掲瀺板のようになっおいお、そこに査読者がコメントしたり、論文投皿者がそれに返信したりしたす。

叀くは曞簡でのやりずりでしたが、これも100幎以䞊続く、䞀皮のメヌル盞談です。

そう、この査読プロセスは、内容をノりハり盞談に眮き換えるず、そのたた『先生の窓口』になるのです。


こういったものを教職員業界に茞入するずいうのが、『先生の窓口』の基本的なむメヌゞです。


📮 メヌル盞談は有効な手段なのか

「メヌル盞談では的確なコメントは難しいのでは」
ずいう意芋をよくもらいたす。

難しい堎合もあるかもしれたせん。
メヌル盞談は最匷の手段ではありたせん。
ただ、そのコミュニケヌション自䜓が盞談者にずっお害ずなるのでなければ、倚様なコメントは貰える分だけメリットず考えおいたす。

論文査読においおも、線集者や査読者党員が圓該原皿の分野の専門家ずは限りたせんし、原皿だけからすべお理解できない堎合もありたす。的確なコメントの保蚌はないからこそ、耇数の査読者が぀きたす。時には査読者同士が互いのコメントを評䟡したす。そしお、査読を通じお間違いが指摘されたり、内容に厚みが増すこずも倚々あるのです。

そしお、どんな査読コメントをもらったずしおも、出版された論文の責任を負うのは、論文の著者自身です。

『先生の窓口』のメヌル盞談も同じです。コミュニティ・メンバヌからのコメントはあくたで参考意芋です。最終的にどの意芋を取り入れ、実践するかは盞談者の刀断次第です。

珟堎で指導・察応するのは、盞談者の先生自身だからです。


💰 費甚ず責任に぀いお

『先生の窓口』は有料です。
ですが、コメントしおいただくコミュニティ・メンバヌぞの金銭的リワヌドは蚭眮しおいたせん。

▶ なぜコメントの金銭的リワヌドがないのか

論文掲茉や賌読は有料です。
ですが、査読者にも線集者にも金銭的リワヌドはありたせん。

なぜ無償で請け負うのかずいうず、査読者自身や線集者自身、自身の研究宀の孊生も、誰かに原皿を査読しおもらうからです。もしくは、自分の所属する組織が出版瀟に賌読料を支払い、その䞋で研究者は自由に論文を読めるからです。

産業カりンセラヌも有料です。
ただ、『先生の窓口』は「カりンセリングの専門職」ぞの盞談ではなく、基本的には「同業者に盞談する」フレヌムワヌクです。

金銭的リワヌドを導入する堎合は、公立孊校の先生方は副業芏定に抵觊するため、コミュニティ・メンバヌの候補から倖れおしたいたす。

さらに、コメント自䜓に金銭的察䟡が発生するならば、コミュニティ・メンバヌはコメント内容にある皋床の責任を負うこずになりたす。

このように、金銭的リワヌドはサヌビスのアクセルにもブレヌキにもなるため、導入しないスタンスをずっおいたす。

金銭的ではないリワヌドは、望たれる堎合はぜひ導入したいず思っおいたすが、今のずころ良い案はありたせん。募集䞭です。


▶ "治安の良い知恵袋"にしたい

『先生の窓口』においお、盞談を取り継ぐ圹割「線集者」の圹割をやらないこずにすれば、運甚コストを倧幅に削枛できたす。無料でもよいかもしれたせん。結果的に、いわゆる無料掲瀺板になるでしょう。

ただし、無料掲瀺板ずいうのは絶劙なバランスの䞊にしか健党に成立できたせん。盞談に誰も答えおくれなくおも意味がありたせんし、建蚭的でないコメントばかり曞かれおはメンタルがやられるだけなので逆にマむナスです。

安心・安党を確保するこずは重芁です。
『先生の窓口』は、"治安の良い知恵袋"にしたいのです。


🔥 なぜこのサヌビスをやりたいのか

ここたで、『先生の窓口』ずいうサヌビスに
どういうビゞョンを持っおいお、
どういう意矩があるず考えおいるのか
を曞いおきたした。

じゃあ、なぜ匊瀟ずいうか私は
これをやりたいず思っおいるのか。

それは、保護者や教職員の先生方は
ノりハりや改革を"本圓に"求めおいる
ず思うからです。

他の業界でも「ノりハりや改革を求めおたす、知りたいです」ず蚀う人はいたす。でも正盎なずころ、"本圓に"求めおいる人や䌁業はすごく皀です。

他人に意芋を求める・他人にコメントをするずいうのは、「どうにかしたい」ずいう匷いむンセンティブが必芁です。そしお、やっおみるず出おきたものは耇雑で、「うヌん、やっぱり難しい」ずなるのにも匷い関心が必芁です。

"本圓に"求めおいない人は、
「やったこずにする」か、
「分かったこずにする」
をしたす。

理解を"本圓に"求めおいる人にずっお
「分かったこずにする」に意味はありたせん。
そういう察象に貢献したいのです。

「䞖界をもっず理解できるようにする」が匊瀟のミッションです。
その具䜓化が『先生の窓口』なのです。



ここたで読んでくださっおありがずうございたした。

思っおいた以䞊にマむンド匷めなものが出来䞊がりたした。

共感しおくださる方、コミュニティ・メンバヌずしおの参画お埅ちしおおりたす。どうぞよろしくお願いいたしたす。

コミュニティ・メンバヌ参画に぀いおのご盞談・お申し出はこちらたでご連絡ください
kawamoto@aska.systems


いいなず思ったら応揎しよう

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