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突然の発熱

右肺にあった絨毛細胞を切除する手術を無事に終えたあと

HCGはみるみる降下

手術をしただけで二週間で300から0.2未満まで下がってくれました

これはもう手術大成功というしかありません!

ずーっと抗がん剤が効きかからなかった子とさよならをした結果

明らかに今までの抗がん剤での降下の仕方が違うのです

もう、治ったんじゃないのかなー!って

ほんとに思うんですが

いっちばん最初の胞状奇胎の手術のあとに見つかった肺転移がそうであったように

血液にのって転移し、しばらくなんにもない顔をしているのにあるときふと顔を出すのが絨毛癌の特徴

もう二度とそんなことを繰り返さないために

念には念をで

ほんとにこれが最後の抗がん剤治療

薬をEMACOからMEAに変えてまず1クールやりました

初回だからノイトロジンやジーラスタ打たずに様子を見よう

と主治医と話がつきました

私はノイトロジンをうつと腰椎のなかの骨髄が疼いて息ができなくなるくらいの反応がでるので

(白血球を無理くり増やそうとする注射なのでからだががんばってくれてる証拠なんです)

できることなら体にダメージ与えたくない

と思ったのもあっての選択だったんですが。

それが良かったか悪かったか

抗がん剤を4日間投与して退院し一週間後

突如原因不明の39℃の熱がでました

子どもたちが寝静まった夜中

風邪とは違う変な熱の出方に嫌な予感がして

救急受診

風邪じゃないのに座っていられないくらいの熱とだるさ

診断は

発熱性好中球減少症でした

白血球が560   好中球(細菌と闘ってくれる免疫細胞)はなんと25しか残っていなかったのです

これは体を守る護衛がほぼいないのと同じ

どんな菌やウイルスも侵入し放題な状態で

顔つきの悪い菌に感染したときには最悪の場合死んでしまうほどの危険な状態でした

田舎の病院ですが、当直で大学病院から代務でみえてた先生の的確な診断により即入院

でも田舎の病院、そこで治療してるわけでもないので入院受け入れてもらえず、市外の病院にもかけあってくださったのですが、一つには断られ、待つこと数時間、最後の頼み綱の病院が受け入れてくださりました

そこが無理だったら県外に行くしかなかった

感染リスクは高く、即入院が必要だけど

一刻をあらそうわけではないから、搬送は自分たちで行かないといけないと^^;

易感染状態で帰宅させるわけにはいかない、高熱で数時間車にのるのも心配だと先生も懸命にかけあってくださったおかげです

すぐに1時間かけて入院先の病院へ

深夜2時

私も夫もどんな動きになるのか緊張のなか

待ちくたびれてヘロヘロです

行った先でも的確に対応してくださったんですが入院できたのはチュンチュンと鳥の囀りが聞こえ始め明るくなった頃でした、、、

うちにおいてきた子どもたちも目覚める頃

夜通しの受診、峠越えの移動、緊急入院、、、


結果的に

抵抗力は低値で厳重個室管理体制ですが

幸い悪い菌などには感染してなかったようです

よかった、、、

先生に、これ、ほかっといたらどうなりますか?と聞いたら、死にますと言われました(;´д`)

冗談ぬきで、なんにもしなかったら

抵抗力ないから感染して好中球が自然に上がってくるの待ってても時間かかるからその間に体がもたずに死んでしまうよと

なんと恐ろしい状態!

そんなんで死ぬわけにいきません!

自己判断せずに早く受診して良かった、、、と放心状態でした


免疫細胞は少なかったけど

免疫力は免疫細胞だけでなくてからだの微生物や自律神経なども関係しているから

腸内細菌やからだの表面とかにいるわたしのからだにいる菌たちのバランスが良かったんだろうなと微生物たちにありがとうって思います

抵抗力がおちたときには普段からだにいる菌が敵になることもあるから

日頃から規則正しい生活、睡眠とぬか漬けやザワークラウトなどの乳酸菌食品やみそ、醤油などの発酵食品食べているから

自律神経やその菌たちが白血球たちに代わってからだを守ってくれたんじゃないかなって思います

からだはいつでもなんとかからだを生かそうとバランス崩れないように補完しあってくれてるみたいですから

体洗う時も洗剤使わず、お湯で洗うから必要な菌や皮脂を流しすぎずにキープできてると思ってます

だってこんなに抵抗力落ちていても

手術の傷がまだあるのに膿んだりせずに変な菌に感染さたりせずにちゃんと治っていってくれてるもの

とりあえず

抗がん剤はやはり強烈な薬なんだと改めて感じたのと

からだはこれ以上ほっといたら死んでしまうよー!と

からだのなかの状態を発熱というかたちで教えてくれたんだなあと思うと

手術でダメージ受けた体を治してくれてるところに畳みかけるように抗がん剤をして

痛めつけることしかできないわたしのからだを

からだの細胞や微生物たちが休むことなくはたらいてなおそうとしてくれて

本当にありがとうって涙がでます

おかげさまで自分のしたい生き方をさせてもらってるんですから

治療は連日抗生剤の日々

抗生剤で体の菌たちもまた大打撃を受けてるなあと思いながら

住みにくい体で申し訳ないけど

病院でも自家製のザワークラウトや納豆、梅干し、菌ちゃんげんきっこ食べてます笑

調子悪いときにこれなら食べれる、食べたくなるやっぱり1番の薬です

そして

口内炎と熱、腰椎の痛みでほとんど食べれなかったとき、からだに優しく力強く沁み渡ったのは、息子が摘んで託けてくれたノカンゾウのお花🌸

花びらを口に入れて噛み締めたとき

体のつらさと急に夜中に居なくなってしまった申し訳なさと嬉しさと感謝とがあふれて泣いてました

熱も3日目でやっと落ち着いて炎症反応も下がってノイトロジンをうって白血球も増えてきました口内炎も落ち着いてきてやっとしっかり食べれるようにもなってきました

傷口も悪くなることなく肉芽ができてきてる

それにしてもノイトロジン打った初日は腰椎のなかの骨髄が一日中疼きっぱなしで痛かったなあ

陣痛みたいでした

なにはともあれ、危機は脱した模様!

あともう少しかなあ!

#絨毛癌 #MEA療法 #発熱性好中球減少症







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