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病と呼吸とリラックスと自分

人はなんで病になるんでしょうね

性格、考え方、心と感情、生活習慣、遺伝、思いこみ?

慢性的な病とか難病とか 西洋医学では原因不明で治らないと言われることが多いけれど。

科学的にわかってきていることや、技術の進歩で治る病も増えてきているのは事実ではあるけれど。

過去の先人さんたちが、自分の命をかけて人の命を助けようと研究に研究を重ねて来られた結果今がある。そして、今もなお研究は進んでいる。

ありがたいことです。

と言っても、今科学でわかってることって、この全宇宙の視点から見たらほんっのほんっの数パーセントだと聞きます。

全てを解明しようとしたら、人類終わる頃にも難しいんじゃあ。。。

もしかしたら、全て解明できる技術とかあったとしても解明できないこともあるかもしれない。

この広い宇宙の中に生きていると、まさか、とか、偶然?必然?とか説明のつかないことっていっぱいありますもんね。

だから、科学的な原因がわからなくても、治ることはあるんじゃないか、って思うのです。

みんな健康でいたい、病を治したい、でもなかなか治らないこともある。

大事なことは、なぜ病になったか、に目を配ることかなって。

なぜ健康でいたいの?なぜ病を治したいの?


ストレス。とよくいうけれど。

病の8割はストレスが原因と考える人もいます。

ストレスも深く見ていけば深い。

痛い、臭い、痒い、ムズムズする、空気が汚い、冷たい、熱い、暑い、寒いなどの物理的なストレス、楽しい、嬉しい、悲しい、寂しい、イライラ、緊張など目に見えないストレス。

こうしたストレスに対して体は生きるために敏感に感じて都度反応し、正常でいられるように対応してくれてる。それがホルモンや自律神経。

ちょっと専門用語で申し訳ないですが、

自律神経とは、血圧調節や排泄、消化など生命を維持するのにとても大切な役割をしていくれている体の機能で、緊張すると働く交感神経とリラックスすると働く副交感神経があります。

自律神経が働きしすぎて疲れると、何らかの形で体に症状として出てきます。

脳梗塞や心筋梗塞、糖尿病、がん、消化器系、自己免疫疾患、精神的な疾患や症状なども含めてすべての病は、自律神経やホルモン、免疫機能などなんらかのからだの恒常性維持(ホメオスタシス)が崩れた状態。

もちろん、なかには生活習慣病もあり、食事や運動、喫煙、不規則な生活などライフスタイルの影響もあるといわれますが、そこに性格とか考え方の癖とか、トラウマみたいなしこりとか思いこみだったり、自分を責めやすいとか、その人のもつ見えない心の部分も、関係あるんじゃないかなと私は思ってます。そんな自分の考え方も含めてからだはいつも調整してくれてるんですもの。

何れにしても、病になるということは、

がんばりすぎてるよ。からだをもっと労って。

という体からのメッセージではないかなと思うのです。


私は、どちらかというと、なんでも自分でできてしまい、なんとなくやれてしまう方なので。今まであまり人に頼らず生きてきたように思います。

弱音を見せなかったり、強がったり、甘え下手。

でも、それが普通と思っていたから。自覚ゼロでした。

病をして、治療をしていく中で、友達から 私は甘え下手だよね、って言ってもらって初めて気づきました。

ほー、そうなのか。一人でがんばり過ぎてたのかーって。

自覚なしだったから、そこにもびっくりです。

自分の気持ちにも、体にも目を向けてこなかった。

いや、向けていたけど、それを昇華してこなかったんですよね。

だから、自分の気持ちを感じて、どうありたい?とかどうしたい?とかまで味わったりしてなかった。味わった先に、どうしたいを実行してなかったんですね。

伝えたいことも伝えない、甘えない、この感情や環境は自分の中でどうにかすればいいと。

そう思っていた。

そんな自分に、大きな変化と気づきを与えてくれたのが、この病だなあと感じていて。

自分を労わることの大切さを教わっています。


呼吸とリラックス

とにかく日頃から、リラックス。

調子が悪い時こそ、リラックスって大事だなと感じています。

吐き気がある時、だるい時、疲れたなーとか、頭痛いなー、お腹痛いなーとかってとき。

それは体が休みたがってるサイン。

そう捉えて。従う。

私は、まず腹式呼吸(正しくは丹田呼吸と言います)をする。

丹田(たんでん)とは薬の田んぼという意味で。おへその下あたりにあるところ。体の自然治癒力を高め、リラックスさせてくれる場所です。

調子が悪い時こそ、リラックスして、自分にありがとうする。自分を労わる。

そんな時間を大切にしています。

深く息を吐くと、体の力が抜けて、心もスーッと軽くなっていきます。

これがリラックス。脱力した体の状態をまず知ることがとっても大事。

普段力入ってることにも気づかない人は多いから、

一度ギューっっと全身に力を入れて、パッと力を抜いてみる。

その脱力した状態に、疲れたときに戻ることを覚えておく。


リラックスの方法は人それぞれ。

好きなことすること。

音楽を聴いたり、ヨガをしたり、記事を書いたり。

くだらない漫画読んだり。掃除したり、片付けしたり、なんでもOK.

大事なのは、何も考えずぼーっとする、目の前に没頭する、笑う時間。

時間を忘れて心地よいと思うこと。

何よりのリラックスだし、お薬だと思います。

それも瞑想とおんなじ効果があるんですよー。

ただ座って瞑想だけが瞑想ではない。

そのときに、やりたい!って思ったことをする。

その衝動に従うのがとっても大事。


そして、何度も言いますが、

普段からゆっくり息をはくこと。これがとっても大事。

息をゆっくり吐くとリラックスを促す副交感神経が働くので、体がリラックスするように動き始めます。(見えないところで体は、体を維持しようと働いてくれているのですね。ありがとうと声をかけたくなりませんか?おかげさまで好きなことができるのですから。)

いつも情報に溢れて緊張感がある頭を使う今の時代、息がすえてない人が多い。

息はまずはかないと吸えません。吸えないと酸欠で死にますよね。

いつも体が苦しがってる状態です。それでは、病にもなりますよね。

3秒以上ゆっくり吐けるのが理想です。軽く鼻から息を吸って、口をすぼめてゆーっくりゆーっくり惜しみながら吐いてみて下さい。それを続けるとゆっくり息を吐くことができるようになってきます。心も落ち着いて、リラックスできますよ。

妊娠中もおんなじ。

ちなみに、妊娠中お腹が張るのも同じです。病院で妊婦さんを見てると、張るという方が多い。体が緊張してて、冷えてるんですね。妊娠糖尿病の妊婦さんと話をさせてもらうことが多いのですが、なにもしてなくても張るという方が多いのに驚いています。

本来妊娠中は、お産に向けて骨盤も背中もゆるんでいくので、お母さんはただ幸せに、は~ってして、ぼ~ってして赤ちゃんと話をしたり、ゆったり足浴したり、からだ暖めるものを食べたり、足首や肘、骨盤周りを覆って温めたり、ヨガなどして体を温めゆるめていたら、めったにお腹が張ることはないのです。

昔の人は、日頃からよく歩き、妊娠中でも畑仕事をしたり、薪を運んだり、立ったり座ったりの家事、拭き掃除など足腰を日常的に使っていたので、骨盤底筋群がしっかりしていたので早産などのリスクも少なかった。現代人は動かないことも周産期リスクが上がっている要因です。

さらに、スマホやテレビ、本、裁縫とか目を酷使し、情報で頭をいっぱいにしてしまうと、目の回りや頭の神経がガチガチに。血流も悪くなる。頭痛がしてくるのはそのためです。体を暖めるものをたべて、足浴したり、お腹回りや足首(子宮につながるつぼがある)を暖めると赤ちゃんも喜ぶのですが、そうすると、自然にからだがゆるみ、張らない。

張ることは、からだが冷えている、頭使い過ぎて、からだがガチガチだよ、子宮居心地悪いよ、お母さん私をみて、お母さんがんばりすぎないで、休んでいいんだよ。と赤ちゃんが教えてくれてる。

私は娘と息子を生んでそれを体感しました。

娘のときは、助産院にかよい、食事は一汁三菜、油少なく、野菜たっぷり薄味で。という食事のあり方を教わりました。

妊婦食は、糖尿病食と同じですよ。昔の素食ですよね。

穀物中心に、お野菜や海藻、きのこたっぷりの食物繊維が豊富なお食事。

それが、安産のためのからだをつくり、美味しいおっぱいのもとになる。

赤ちゃんのからだをも作る元。アレルギーにもなりにくい。

(ここも語り出すと長いからまた今度にします)

美味しいなと思って食べていました。そんなことを学びつつ、ヨガも続けながら、やっていましたが。

この時は保健師の一人職場で、一日パソコン業務、クライアントとの面談(意識が外に向く)、残業もあり、夕方になるとお腹の張りがつよく、地下鉄で動けなくなったこともありました。

さすがにまずいなあと思い、産婦人科で相談すると緊急ではないけど、無理すると切迫早産になるといわれ、しばらくお休みをいただくことになりました。

この子に、何度ごめんといったことか。

あなたのこと見てなかった。お母さんのからだ、休ませてくれてありがとうと。

娘が大切なこと、教えてくれたんだなと思いました。

そして、衝撃の事実。

娘を妊娠中、初期のエコーに写った子宮のかたちが、つぶれていた!

冷えていたんですね。職場のクーラーで冷えていたり、仕事をしていて体が緊張していたのでしょう。お母さんがリラックスして、ふわりとあたたかくてゆるんでいる子宮は、エコーでまーるく写るんだそうです。

息子のときはそうでした。張ることも少なく、冬でも雪のなか、娘と毎日散歩に行って雪で遊んでました。わざと床ふきしたり、壁ふきしたりスクワットしても張らない。自然のなかで、ただ、赤ちゃんのことを考えて、暮らしていたから。

人の体って、こんなにも環境の違いで受ける影響が違うんだなと感じました。


自分を労わってあげよう

だから、今の私も、おそらくいろんなストレスがあったんだと思います。

自然の中に暮らしてはいても、自分が自分でストレスを作っていたり、苦しめていたり。

無意識だから。それが破綻した時、体がサインをくれる。

もしも、病になったら、それまでの自分も、これからの自分も、そして今の自分を大切に大切にしてあげて欲しいです。

たとえ、原因のわかっているものだとしても。ただの風邪だとしても。

病に重いも軽いもないのかなって。現れ方が人それぞれ違うだけで。

ただ、蓄積されればされるほど、治りにくいものになるような気もします。

がんばりすぎたから、だよ。と体が教えてくれてる。


なぜ、健康でいたいの?なぜ、病を治したいの?

自分はどうありたいの? 

治療の選択肢も無限大。どうしたいか、決めるのは自分。

自分の気持ちを感じて、味わって、自分はどうありたいかを感じて。

素直な自分でいること。

自分にありがとうと声をかけて、リラックスして労わる時間を持つこと。

そうすると、見えてくる。

自分がどうしたいのか。どうするのがいいのか。

自分が自分らしくあること。が。


そんなことを教えてもらっています。

そうしたら、日頃から心も体も元気に心地よく、病にも感謝しながらきっとより良い方向に向けて付き合っていける、そう感じています。

今日も、ノッてしまって長くなりましたが。

お付き合いいただいて、ありがとうございました。


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