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精神が病んでいる状態で占いを利用しない方が良い理由
今回は「精神が病んでいる状態で占いを利用しない方が良い理由」について、現役占い師の立場からお話をさせて頂きます。
上記のYouTube動画でもお話させて頂きましたので、よろしければそちらもご覧頂けますと大変有難いです。
もしかしたら、今回のタイトルだけを聞くと意外に感じる方もいらっしゃるかもしれません。
と言うのも、占いとは何かしら悩んでいる状態の時に利用する事が多いので、一見すると「悩んでいる時に占いを利用しない方が良いのか?」という意味合いに聞こえるかもしれませんが、もちろん、悩んでいる状態の時に占いを利用する事は全く問題ありませんし、むしろ占いを利用する事で悩みが解決する事もあれば、気持ちの面でスッキリする事もありますので、その点は心配されなくても大丈夫だと言えるでしょう。
しかし、悩んでいる状態を通り越して、「病んでいる状態」にまでなってしまいますと話は別です。
「悩んでいる(なやんでいる)」と「病んでいる(やんでいる)」は、文字や発音も少し似ており、少々ややこしいかもしれませんが、実は状態としてはかなり違うと思っております。
具体的に、精神が病んでいる状態について、こちらネットの情報から引用をさせて頂きますと、『認知や思考、感情や意欲、自我などの心の機能に障害が生じており、現実を正しく認識する力が著しく損なわれている状態』であると考えられております。
つまり、現状を認識する力が著しく損なわれているぐらいに心の機能が低下している事から、正常な判断ができない状態であると考えられるため、仮に占いを受けたとしても、それを有効に活用する事はかなり難しいと思われますし、気持ちの面でスッキリする事も期待できず、結果的にモヤモヤした気持ちを引きずったまま占い依存になってしまうリスクもありますので、「精神的に病んでいる状態では占いを利用しない方が良い」と言えるのです。
ただ、それでもまともな占い師であれば、そういう時に「占いに依存してはダメですよ」とか、「それは占いで解決するのは難しいですよ」といったように、相談者の方に現実を伝える事も多いですが、病んでいる状態だと突き放された感じがして受け入れられず、最悪の場合は悪徳占い師の方を頼ってしまって一気に多額のお金を失ってしまうケースも有り得ます。
そして病んでいる人は、まともな占い師から現実を伝えられると、ネットの掲示板などに「占ってくれなかった!」「病院を勧められた!」などと悪口を書くケースもあり、それによってまともな占い師を潰し、悪徳占い師を世に蔓延らせてしまう一面もあるのです。
残念ながら、世の中にはまともな占い師だけでなく、悪徳占い師も存在します。
以前と比べますと、最近は霊感商法に対する社会の目が厳しくなってきておりますので、悪徳占い師や悪徳霊能者の数も減ってきてはいると思いますが、それでも完全に撲滅する事は難しいため、運悪く精神的に病んでいる状態で悪徳占い師や悪徳霊能者などに出会ってしまうと、弱っている心につけ込まれて多額の金銭を絞り取られてしまい、自分だけでなく、家族などの大切な人にも害が及ぶ可能性もありますので、そういった点でも、とにかく精神的に病んでいる状態の時には、占いや霊能も含めた一切のスピリチュアル系のサービスを利用する事は止めた方が良いでしょう。
以前の健康運に関する記事でもお伝えしましたが、肉体的な病気であれ、精神的な病気であれ、病気になってしまったら占いではなく、真っ先に専門の医療機関を訪れて、医師の診断に基づいた適切な治療を受ける事が大切となりますので、その点はくれぐれもご注意頂ければと思います。
逆に言えば、現状を認識する力が著しく低下していない状態、つまり心が病んでいる状態ではなく、シンプルに人生の局面や今後の方向性などについて悩んでいる状態であれば、ご自身の正常な判断に基づいて占いを有効に活用する事は十分に期待できますので、その場合は安心して占いをご利用頂き、一つの参考情報としてご活用頂けましたら幸いでございます。
最後までお読み頂きまして、どうもありがとうございました!