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パグ犬と【占い】について考える #6 ~卜術での占い師と道具の関係は?~

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『この座椅子で遊ぶのは楽しいのだ―(^^♪』

モナカ君、ご機嫌だねー(^^)
でも座椅子の上でそんなにはしゃぐと危ないよー!
特に背もたれのところは注意しないと……。

『平気なのだ―♪』
『……って、あっ!!』

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ほらー、言わんこっちゃない(^_^;)

『し、しまったのだー(-_-;)』
『と、とりあえず、あとで直しておくのだー!』

モナカ君、自力で直せるのー!?

『きっと大丈夫なのだ―』
『それよりも、せっかくだから占いのお勉強でも始めるのだ―!』

話をそらすために、珍しく自分から勉強しようと提案してきたね((^_^;)

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前回は命術について考えてみたので、今回は卜術について考えてみたいと思います。

『卜術って、確かタロットとか易とか、そういう道具を使う占いの事だったのだ?』

モナカ君、その通り!(^^)

それで卜術の場合、生年月日から占う命術や、モノの形から占う相術とは違って、何か根拠となる情報に基づいて占う訳ではなく、何かしらの道具を使って、その瞬間に出た結果に基づいて占う事になるのですが、そこで考えて頂きたいのは、卜術の場合における占い師と道具の関係についてです。

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『占い師と道具の関係って、そんなの簡単なのだ―!』
『道具はあくまで道具なんだから、占い師の方が偉いに決まっているのだ―』

うーん、確かに単純な主従関係で言うと、占い師が「主」で、道具は「従」なのかもしれませんが、それだとちょっと道具に対するリスペクトが足りない気がするんですよねー(^_^;)

『リスペクトって、占い師は道具に対して敬意を払った方が良いと言う事なのだー?』

まさにその通りです!

これはあくまで私の考えなんですけど、卜術における占い師と道具の関係は、競馬でいう騎手と馬のような関係だと思っています。
つまり、占い師を「騎手」道具を「馬」として例えられるという事です。

『どういう事なのだ―!?』

競馬でレースに勝った場合、強くて力のある馬が頑張って走ってくれたからこそ、騎手は輝く事ができたのであり、騎手だけの力で勝った訳ではありません。
つまり、本当に凄いのは馬だという事です。

しかし、馬だけが強くても勝てません。
たとえディープインパクトのような名馬であっても、素人が乗ったところでまともに走れる訳ありませんし、プロが乗ったとしても、馬を上手に扱える実力のある騎手が乗らなければ勝つ事はできないからです。

どんな名馬であっても、騎手がそれを使いこなせなければ勝つことはできないのですが、まさに占い師と道具の関係にも同じ事が言えると思うのです。

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『主役はあくまで道具であり、占い師ではないという事なのだ―!?』

その通りです!

私はタロット占いをしているので、タロット占いを例に挙げて説明していきますが、タロットカードは本当に凄い力を秘めています。
だからこそ、タロット占いは長年の歴史を誇っていると言えるでしょう。

でもだからと言って、それを使えば誰でもタロット占い師になれるのかというと、決してそんな事はありません。
いくらタロットカードが凄くても、それを正確に使いこなせなければ意味がないのです。

タロット占い師は、タロットカードの知識を習得するのはもちろんの事、占う時に集中して、タロットカードが出してくれた答えを正確に読み取り、それを自分の頭の中で整理しながら、一つの結論を導き出していくのです。
これには理解力、集中力、直観力、推理力、判断力などの様々な力が要求されます。

『凄い力を秘めているタロットカードという「道具」を正確に使いこなせる事が、タロット占い師に求められているという事なのだー!』

モナカ君、その通り!
そしてこれは、他の卜術にも言える事だと思います。

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ところでさっきから気になってるんだけど、モナカ君もしかして本当に座椅子を元通りに戻そうと思っている!?

『ギク(゚д゚)!』
『ば、バレたのだ―!』

いくら何でもそれは無理だと思うけど……
……って、えっ!?

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『元通りに直せたのだー!!』

す、すごい器用だね……(゚д゚)!

『これからは、キミもボクにもっとリスペクトして、ボクという素晴らしい動物をしっかりと扱って欲しいのだ―!』

……は、はい、分かりました(^_^;)

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