見出し画像

「自分より優秀な人」に嫉妬して攻撃する人の心理とは？

山内笘立

今回は、「『自分より優秀な人』に嫉妬して攻撃する人の心理」について、私なりに思うところをお話させて頂きます。

上記のYouTube動画でもお伝えしておりますので、よろしければこちらもご覧頂けますと大変有難いです。

今回このテーマを取り上げた理由としましては、これまで私が占い鑑定の仕事をしてきた中で、やはり「職場の人間関係」に関するお悩み相談を受ける事が結構多いからです。
よくある事例の一つとして、「相談者様が転職したばかりで仕事ができる優秀な方であり、転職直後から色々な仕事を任されているのですが、なぜか一人の先輩社員から精神的な攻撃を受けている状況が続いている」いう内容があります。
ちなみに、この場合の精神的な攻撃とは、「嫌味を言う」「無視する」「わざと足を引っ張る」「陰で悪口を言う」といったようなものが挙げられます。

私は基本的に、人間関係に関する問題については、問題の発端となっている人物の心理を分析する事も大切ではないかと思っています。
ですので、今回は私自身もむしろ皆さんと一緒に考えていきたい内容となっております。

それでは本題に入っていきます。
まず自分より能力の高い人（優秀な人）が同じ職場に転職してきた場合の反応として、大きく分けると、以下の３つのタイプの人たちに分けられると思います。

①特に何も感じない人
②自分も優秀な人と同じレベルになろうと頑張る人
③優秀な人に嫉妬して何かしらの攻撃をしてくる人

そして、③のように優秀な人に嫉妬し、攻撃してくる人の心理としては、主に２つのケースが考えられます。

まず一つは、自分は優秀な人と同じレベルに達する事ができない、つまり仕事ができないという自信のなさや強い劣等感に起因しており、そこから攻撃的な態度や行動になって現れてしまっているケースです。

この場合、もし向上心のある人であれば、頑張って自分もその優秀な人と同じレベルに達しようと意気込み、自分が成長する事に意識が向くと思いますが、優秀な人を目の敵にして攻撃する人というのは、向上心が全くなくて、自分が成長する事に意識が向きません。
と言うより、本質的に自信がなくて強い劣等感を抱えているので、自分が成長する事に意識を向ける余裕がないと言って良いかもしれませんね。

そしてもう一つは、逆に自分の能力を過信していて、根拠のない自信過剰さが起因している事から、「自分だって優秀なのに、あの人ばかり仕事が任されて気に入らない！」という感情によって、攻撃的な態度や行動となって現れてしまっているというケースも考えられます。

この場合、いくら本人が「仕事ができる」と思い込んでいても、周囲の人たちから見ると、例えばコミュニケーション能力が欠けているとか、仕事のスピードだけ速くて正確性に欠けているとか、何かしら欠点があるから仕事を任されていないと思いますので、実質的には「優秀でない人」だと考えて良いでしょう。

どちらのケースにしても、優秀な人を見ると嫉妬し、精神的な攻撃を与えて、その人を辞めさせようとしたり、その人を自分と同じレベルまで陥れようとしたりする人というのは、「自分は優秀ではなく、成長する気もありません！」あるいは「自分は優秀だと思い込んでいるだけですが、成長する気はありません！」と自ら公言しているようなものなので、傍から見ると非常にみっともなくて痛々しい行動だと言えるでしょう。
そしてこういう人というのは、自分より優秀な人が入ってきた事によって、「会社で自分の居場所がなくなるのではないか・・・」という気持ちに襲われ、そこから「自分の居場所を守るために自分も成長しなければ！」という発想にはならず、「自分の居場所を守るために相手を陥れなければいけない！」という発想になってしまうのです。

では実際こういう人から攻撃を受けている場合、具体的にどうしたら良いのかと言いますと、まず相手の性格を変えるというのは非常に難しいと思いますので、「劣等感の塊で可哀そうな人だなー」と見過ごせるレベルなのであれば、気にせずに日々の仕事を一生懸命こなしていく事に意識を向けた方が良いでしょう。
もし可能でしたら、できるだけ社内の人たちと交流し、あなたの味方となる人たちを一人でも多く作っておくと良いと思います。

もしどうしても耐えられないぐらい酷い攻撃を受けている場合には、早めに上司や人事部など然るべき人たちに相談した方が良いでしょう。
この時、先程言いましたように、あなたの味方となってくれる人たちを作っておくと、いざという時にあなたの力となってくれる可能性もあります。
それでも状況が変わらないのであれば、異動願を出す事や、最終的には退職する事も視野に入れて、転職活動を始めても良いかと思います。

逆に「この行動だけは止めておいた方が良い！」と個人的に思うのは、「相手に合わせてわざと自分も無能な振る舞いをする」という行動です。
これをやってしまうと、せっかくあなたの優秀さを評価してくれていた人たちの信頼を失ってしまい、益々社内での居心地が悪くなってしまうだけでなく、自分自身もその会社で成長する事ができなくなってしまうので、あなたにとっては何も良い事がなく、まさに相手の思うツボに嵌ってしまうと言えるからです。

いずれにしても、あなたが優秀だからこそ攻撃されているのであれば、「自分の方が相手よりも優秀である！」という確固たる自信をしっかりと持ち続けて、そのような他人を陥れる人のために自信を失ってしまって、人生ズルズルと引きずらないようにする事も大切ではないかと思います。

最後までお読み頂きまして、どうもありがとうございました！

いいなと思ったら応援しよう！