シモキタ・スナップ 第8回:梶田青花(コラージュアーティスト・グラフィックデザイナー)
下北沢という街を作っているのは、この街に住まう人、この街で働く人だけじゃない。街を訪れる人たちの思いや熱が重なり合って、また「シモキタらしさ」が作られていく。
シモキタ・スナップ、今回の主役は、下北沢在住のコラージュアーティスト・グラフィックデザイナーの、梶田青花(かじた・せいか)さん。
梶田さんがよく友人と集まって時間を過ごすという、ボーナストラックから世田谷代田側のエリアを歩きながら撮影しました。
ー コラージュアーティスト/グラフィックデザイナーとして活動する傍ら、広告関連の会社でアートディレクターとして働いています。会社で働くようになってからしばらくは、会社の仕事しかしていませんでしたが、2019年頃からフリーランスとして活動を開始しました。
町で見かけた変な看板やキャラクターのような違和感を感じるものからインスピレーションを受け、日々考えていることを作品に落とし込んでいます。
元々、小さい頃から絵を描くのが好きでしたし、高校や大学で美術の勉強をしたりする中で「この先ずっと何かを作って生きていきたい」と思っていたので、今のようにアーティスト活動ができている状態は理想的で、日々楽しいです。
ー 私にとっての下北沢は、仲の良い友達とリラックスして過ごす場所、ですね。もともと私は違う町に住んでいたのですが、仕事でもプライベートでも仲良くしているメンバーがこの界隈に住んでいることもあって、よく下北沢に来て、仕事の会議をしたり遊んだりしていました。
こんなに頻繁に来てるんだったら、ということでついに引っ越しをして、念願の下北沢住民になりました。
時間を心配せずに下北にいられることが、幸せですね。
ー 下北沢の住民になったものの、最近はコロナの影響で休業や早く閉めてしまうお店も多くて、かつてのように居酒屋やバーで仲間とゆっくり飲めないのが残念ではあります。
でもやっぱり仲間たちとの時間は大事なので、三密は避けつつ下北沢の街を散歩しながら仕事の話やくだらない話をしたりしています。ボーナストラックも散歩のコースによく利用させていただいてます。
下北沢でよく遊ぶ友達はみんな、フォトグラファーやライター、モデルなど何かを表現するお仕事の人が多く、一緒に仕事をすることも多々あるので、真摯に仕事に取り組む姿とプライベートでふざけて一緒に遊ぶ姿の両方を見ることができて面白いです。
いつもみんなから刺激をビシバシもらっています。
ー 6月22日〜27日まで、明治神宮前の”ギャラリー・ルモンド”さんで開催されるグループ展に参加するので、よろしければ是非いらしてください!
たくさん作品を作ったので、いろんな人に観てもらえると嬉しいです。
BLINDERS 2021
会期:6/22(火)-6/27(日)
時間:12:00-20:00 (最終日-17:00)
会場:ギャラリー・ルモンド @galerie_lemonde
住所: 渋谷区神宮前6-32-5ドルミ原宿201
梶田 青花
コラージュアーティスト・グラフィックデザイナー。高校、大学で美術を学び、特に版画に傾倒。現在は、広告関連企業でアートディレクター、デザイナーとして働きながら、コラージュアーティストとして制作を行う。
作品や展示の情報は、Instagram や twitter で発信中。
写真/原田教正 取材・文/木村俊介(散歩社)