プチDAYS 「いろんな形のHB BASH!」
PND Records は8枚のジャズアルバムを出しているが、その全部を一緒に作っているのが有田純子さんだ。僕の本にも出てくるので詳しくは「9番目の音を探して」「ブルックリンでジャズを耕す」を読んでみてください。
純子さん=Junkoはニューヨーク在住30年。僕の学舎の「The New School For Jazz and Comtemporary Music 」の今も先生で、教鞭を取ってらっしゃる。通称Junko。
そのJunkoと誕生日が近いため、毎年PNDの打ち合わせを兼ねて二人誕生会をするのが慣わしになっている。今年は大きな出来事「森山良子さんのアルバム制作」があったので、ちょっと遅くなったが寿司を食べようということになった。
何を食べるか? 世界中の料理が味わえるニューヨークで外食をするとなると一大事だ。あそこはどうだ? 新しい店ができたらしいぞ。アメリカン料理、イタリアン、ペルシャ、イラン、エチオピアとあれこれめぼしいところ、人から聞き伝えの噂のところ、散々情報交換したのちに、結局、ダウンタウン、West Village にあるTOMO SUSHIへ行くことにした。
ここは奇特&良心的な店でネタが新鮮で美味しいのに値段がリーゾナブル。店は決して大きくはないが昔からニューヨーカーの間で「通はTOMO」というくらい特別な店だ。
「ニュースクールが11時過ぎに終わるので11時45分までには体が空きます。4時に自宅に生徒が来るので、それまでゆっくりできます。Senriさんは私にどうして欲しいですか?」
「じゃ、まずはTOMOの前に(ワクワク)、近所のSullivan streetにある店でお茶を飲んでからその後TOMOの開店の列に並びましょう。」
そうなのだ。人気のTOMOは日本人の客がほとんどいない。肌の色の違うこの味を楽しみにしてる「通」たちが開店前から長い列を作って並ぶのだ。
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