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プチDAYS 「LIBの歌詞にある世界観」
みなさんは「LIB」はもう聞いてくれましたか?
LIB=Life Is Beautiful
今回のこの先行シングル、apple, amazon, you tube, などのデジタル配信サイトですでに1曲販売しています。spotifyでも聴けます。ぜひSNSに何かpostする時のbacking musicに選んでくださいね。
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この週末も「Beautiful」で参りましょう!
Life Is Beautiful/ Ryoko Moriyama
#RYOKOMORIYAMA #LifeIsBeautiful #SenriOe
ST,DL →
この前スタッフと話してて、「タモリさん、みうらじゅんさん、森山良子さんのハッピーオーラがすごい」って話になりました。そう、制作の間、ずっとそのオーラを浴びていて、この曲が着案になったってのもあります。
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人生をそれなりの長さ生きてくると、悲しいことも経験しますよね?あの時にあの決断をしとけばよかったって後悔することもあるし。でもきっとその全部がもしかしたら大切なことだったのかなって今は思える、そんな歌にしたいなって思ったんですね。
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書くときも座ってピアノの前で書かなかったんですよ。中腰で立って踊って口づさみながら。それをブルックリンの我が家を訪れたRyokoさんに
「こんなんでましたけどお。」
って目の前で演奏してみて、彼女の反応を見て、、、、。そうするとRyokoさんの表情がみるみる変わってすぐにその場で歌ってくださって。そんな感じですぐに1コーラスの骨組みが決まったんです。細かい言い回しとかも「もっとこういう言い方したらどうかしら」ってRyokoさんからアイデアが出て、「ちょっと待ってくださいね。僕がそれを咀嚼して今メロディに載せて歌ってみますから。」って。
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「実はこういう曲って大サビをちょこっとだけ短いやつを入れると最後のサビがイキイキするんです。そうですねえ、、、たとえ何かが失っても、途方に暮れたとしても、、、、なんて歌詞とか? 2番を歌って、ベースソロがあった後に、ほんのちょこっとだけ『独白』のような別世界があってから1番で歌ってたサビにもう一度入るっていうの、どうかなって?」
「ふんふん。いいかも。やってみよ。」
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そうしてごくごくこのような自然な会話の中で「LIB」は出来上がっていきました。僕の頭の中でぐるぐるしてる曲のアイデアのいくつかをかき集めると「あゝ、もしかしたらアルバムのタイトルは「LIB」かもしれない。」とこのときふと思いました。
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「あたしのコンサートにいらっしゃるお客様はとっても素直な心を持ってらっしゃる方がいっぱいなの。だから、『良子ちゃんがこんなに素敵なコンサートをやってくれるのなら、あたしたちも挑戦してどんどん輝やいていきましょ。』ってキラキラして家路を帰ってくださるのね。だからみなさんが一緒に歌って楽しめる、ジャズって敷居が高くないのよっ、みんなで楽しみましょって、そんなジャズ、そんな音楽がやりたい。」
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Ryokoさんがいつになく真面目な顔で僕にそう告げられた時に、日本の60年代、70年代、高度成長期世界に誇れる日本を作ってきた先輩たち、そして今も変わらずパワフルなその世代の方たちに向かって、しっかり自分らしく直球でためらわずに書いていこう、漏らさずに心にあるメッセージを込めよう、そう誓いました。
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いろんなところで語る機会もあると思いますが、noteでも思いついた時にこういったささやかな制作秘話を綴っていこうかなと思うのでぜひ楽しみに読んでくださいね。
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「LIB」には僕が思う人生のキラキラがいっぱい詰まっています。そしてRyokoさんのハッピーオーラがいっぱいです。
文・写真 大江千里 (c) Senri Oe, PND Records 2024