大江屋レシピ #218「Yu Choyとニラのたまたま」
Yu Choyという野菜を生まれて初めて買いました。
AI Overviewで調べてみると、
「Yu Choy(油菜)は中国野菜で、小松菜に似た十字花科植物の嫩茎葉です。油白菜、苦菜とも呼ばれ、深緑色で白菜のような見た目をしています。四季を通して収穫でき、ビタミンCなどの栄養素が豊富に含まれています。癖が少なく、ショウガ炒めやオひたしなどさまざまな料理に利用できます。」
と出てきます。
優れものですね。
今回はこれと「ニラ」を使って「たまたま」作ります。あの「かに玉」や「ニラ玉」のあの「玉」です。
ミックスダウンが始まる前夜、疲れててもう何も作る余裕がない時ふと思いついたメニューです。
作り方:
1 Yu Choy(油菜)を茎、首、頭の3頭身に切り分けておきます。ニラも3 cmくらいに切っておきます。卵は解いておきます。
2 ニンニクを結構たくさん(大江屋の場合、10個)を食べやすい大きさに切っておきます。
3 フライパンにオリーブオイルを敷いてそこにニンニクとYu Choy(油菜)の茎を入れて蓋をして「蒸し炒め」を中火で。←焦げないように気をつけて傾けながら。
4 いったん火を止めます。脂が飛ぶのがおさまったのを確かめてから白胡椒をお好みで。このタイミング(だいたい5分)でYu Choy(油菜)の首を入れ、満遍なくお猪口3杯分の水と米酢をお好みでを入れます。蓋をする。
5 再び中火で揺らしながら「蒸し炒め」。更に5分ほど経つと今度はニラとYu Choy(油菜)の頭を入れる。このタイミングで大さじ1のオイスターソースと胡麻油適量も。それを全体に馴染ませます(野菜をひっくり返しパンを揺らす)。
6 1、2分で美味しそうなテリテリになります。ここへ解き卵を流し入れます。また蓋をする。
*火をつけたり止めたり、蓋は必ず要所要所でする。
7 卵を流し入れたら30秒。そして火を止めて2分待つ。出来上がり!
さ、夜中のやさしめしを召し上がれ!
感想:ご飯にピッタリなビタミンCいっぱいのお皿が一品出来上がりました。こんなに美味しい「玉玉」を今まで食べたことがありません。
よっぽど白ごはんを炊こうかなと迷いました。でもお皿だけでも美味しいので、どれだけ幸せ気分が味わえるか。「玉」はどうやってもおいしくできるのかもしれないですが、ニラのコク味とYu Choy(油菜)のBitterな歯応え、卵のふわふわ感に結構な量のニンニクが勝利の理由です。この出演者一同のコラボ感、コンビ感、もう最強で、、、「ごはんがススムくん」でした。頭の中でね。笑。次回は必ずご飯と一緒に食べようと心に誓いました。
オイスターソースの塩気、胡麻油の旨味も効いてます。胡麻油入れすぎず入れなさすぎず、ですね。そして忘れじ。米酢でさっぱり感が増してます。
Yu Choy(油菜)の茎の歯ごたえがたまらないです。首や頭に行くほどBitterです。卵が半熟のまま完成するように作るのがコツかもしれません。
さあ、この夜中の「傑作」に合う音楽をご紹介しましょう。
Clifford Brown - Stompin' at the Savoy
こちらも最高傑作。肩の力が抜けた逸品です(笑)。ウィキによると
"Stompin' at the Savoy" is a 1933 jazz standard composed by Edgar Sampson. It is named after the famed Harlem nightspot the Savoy Ballroom in New York City.
らしいです。「珠玉の名作」です。ぜひ「玉玉」と一緒に「玉玉玉」でたっぷり味わってください。
それにしても1時間ほど前に「疲れてるからもう作るのやめようかな」と思ったけれど諦めずにほんのちょっとだけやる気を奮い立たせて「よいしょ」ってキッチンに立ち作って良かった。お腹が満たされて良い夢見れました。
レシピ・調理・写真・選曲 大江千里 (c) Senri Oe, PND Records 2024
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?