雨の日のモレ小噺。
この２.３日、雨が続いていて、めっきり急に寒くなった。それまでヒーターが入ってないなあと気になりつつもそのままにしてた僕も流石に大家のジョーに「いつからヒーターは入るの？寒くて凍えそうだよ」とメールをすると「え？9月から入ってるよ。設定温度が高くなりすぎないようにしてたけど、明日の朝一でエリックに設定温度を上げるようにそっちに行かせるね」「頼むよ」
エリックは我が家のハンデイマン。家の中が暖かくなるとニューヨーカーは冬の到来を感じる。ショーツにTシャツ姿でカウチでうたた寝するあの季節がやってきた。
昨日アップされたIGTVの例のブツ、ちょこっと写ったやつ、あれ今年買ったんだけどハロウインストアに品物が入ってないんだよねえ。驚いた。まず選択肢が魔法使いかNYPDの警察官かカウボーイくらいしかない。なんだか寂しくなっちゃった。家から一番近いセブン１１も昨日閉店してた。
雨は数日続き今日もふり続ける。家の中は天国になったけれど外の温度は相当下がって流石にアウターは着ているが下が短パンだと寒いと感じるようになる。ぴのおしっこシートや僕用の炭酸水を買いに走るがどこも超満員でレジの前の長いラインができている。すぐに店を出る。シートはまだ４枚ほどあるはず。水は水道水を飲めばなんとかなる。
そんなこんなで手ぶらで帰宅するとジョーが「水回りチェックのために断水するよ」だと。「わかった」と答えたものの、1時間の約束が4時間経っても水が出ない。このご時世に外から帰って水を使えないというのは流石に辛かった。しかしもう長いNY生活でずいぶんこう言うのにも慣らされた。じっと気楽にしていれば水が帰ってくる。案の定、うとうとしていたら「ジュゴー」と言うチューブを走る音が聞こえた気がした。そう思うと安心してまあいいだろうとまた睡眠を貪る。
ヒーターよし、水よし、当たり前のことがありがたい。で、またストアへ。ハロウインのハガキが並んでいるが数が例年の20分の一くらい。ハロウインストアにも一昨日閑古鳥が鳴いていたとは思えないほどの大盛況のごった返し。でも品揃えはあのままなの。アメリカ人って直前になるまで動かないから明日のハロウイン前にあっちもこっちも買い出しで（仮装だけじゃない）溢れかえる。マスクを外す人も増えている。これは拡がるなあ。
何も買えないので健康サプリストアでオメガ３を買う。僕はオメガとビタミンBが足りないので毎日摂取する。あとは気が向くとグルコサミンやカルシウムマグネシウムなど。でもほとんどオメガとB以外は本当に気が向いたらくらいで真剣には摂らない。さあ、真剣といえばmoreを食べに来た。
1月以来だから９ヶ月以上ぶりだ。味は変わらないでうまい。生命力が蘇る。チキンをチョコレートなどで煮たものにお豆さんの煮物とライスを添えて。
それを「とるていーや」にくるんでいただくと言うもの。どこか日本の母ちゃんの味を思い出す。ガラガラと引き戸を開けて中を見るとカウンターに学生やサラリーマンがいっぱいだとがっくりして戸を閉めた。あの感覚の店。今日は逆にのんびり、外は雨。
赤がお好き？緑がお好き？
こうやってカスタムするから美味しくなるんだよね。
隣の席の人が数メートル先って言うのも安心だ。みんながこうやって食べてる時以外の時間は喋らずにマスクをして店も客も気をつけて頑張ってるわけだ。ところがデリバリーの男の子がノーマスクで携帯で喋りながら帰ってきた時点で全てがおじゃん。なんだかねえ。科学リテラシーのない人がこうやってコビットを広げている。
神様！我々に光を与え給え。たとえどんな状況でも心はリラックス笑顔のハロウインをいい週末を。！Happy Haloween!