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プチDAYS「Blue Note Tokyoの音符の嵐へ」
嵐のような時間が始まった。日々ではなく時間であり秒単位の嵐なのだ。
飛行機の上から着陸寸前の日本の景色を空から見たワクワクの時間は遥か遠くへ追いやられ、僕たちは今すでに現実のドキドキのど真ん中にいる。
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ドラムのロスはマンハッタントランスファーの50周年ツアー中でヨーロッパから帰ってわずか1日で今度は東京へ。マットだって先月日本だったのにまた日本へ。Kayはホテル業務の仕事を夜中に終えてスーツケースを持ってぼくんちのリビングへ仮眠に。僕はぐるぐる巡る様々なことを一個一個片しながらなんとかぴを友人まで預けに行って仮眠、起床で、シャワーを浴び、Kayとラガーディア空港へ。
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「Kay、やばい。携帯を忘れてる」
ウーバーは走らせてから15分が経っていた。悪い、もう一度自宅へ戻って携帯だけピックアップさせてくれ、それから仕切り直しで空港だ、ドライバーに言う。すると、運転手が暴れ始めた。
「そんなことしたら会社をクビになっちゃう。方向を入れ直せ。新たな料金をきちんと設定しないと僕は走れない。さもなければもう一度別の車を呼べ」
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そのドライバー、僕が言う「早く自宅へ戻ってくれ、じゃないと飛行機に乗れない」の真意を第一には考えてはくれず、ただノロノロ運転を続ける。
「この件で会社とメールでやり取りしなければならない」
ハンドルを握りながらメールをし続ける彼は信号が青なのに一向にスピード上げない。そんな彼にupsetする僕を見て、横でKayがまあまあと宥めながら、
「NYあるあるですよ。腹を立てない。大丈夫大丈夫」
と笑う。
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