”まだ夢の中にいる”#1
8月17日。水曜日。
到着の羽田からタクシーで都心を目指し、待ち合わせの都心のバーで角川の編集ジュンジュン、note編集の松山さんと落ち合う。11月11日発売予定「ブルックリン、男メシ(仮)」の打ち合わせを行うためだ。二人は既に店にいた。
二人に会うのはコロナ前以来なのだが、久しぶりという感じが全くなく、和気藹々と打ち合わせは進む。なんだか、照れ臭いレシピだが、コロナ渦のリアリテイは「食べる」ことだったので、これは「あり!」かなと思う。
これから始まる8月9月の長いステイ先は友人"たちなみ"の家だ。「9番目の音を探して」のアリゾナ旅行にも登場する30年来の友人だ。口が悪い。
打ち合わせ終わりでバーからゴロゴロとスーツケースを転がし彼女の家へ向かった。長かったコロナをもろともせず、
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