見出し画像

プチDAYS 「グッゲンハイムする? 調和と不協和音」

地下鉄でこの広告を見て「見てみたいな」とずっと思ってた。
グッゲンハイム美術館で現在開催の「ORPHISM IN PARISm 1910-1930」

今、NYは寒い日が多い

昔、20世紀初頭のパリに住む、「自閉症のアーテイストたちの絵」ってものすごいいいテーマだなと思った。実際鑑賞してる最中もずっとこの「自閉症(Autism)」というワードが頭の中をぐるぐる回っていた。しかし「ちょっと待て。大好きな artist も結構展示されているし、え? このOrphismって、もしや?」と思い調べたら、"古代ギリシャの密儀宗教「オルフェウス教」と、フランスの芸術運動「オルフィスム」の2つの意味がある" だった。あちゃー、勝手に僕が早合点してAutismのオーティズムというサウンドだけをそのまま字面に当てはめて「20世紀初頭のパリの自閉症のアーティストたちの絵」とミスリードして自分流勝手な解釈で楽しんでたのだ。

ったく。笑。

でもそんな勝手な解釈も当てはまる、どの入り口から入っても全方位で楽しめる濃い内容の展覧会だった。まず趣旨を5つに要約。

趣旨:
*流れる(グッゲンはくるくる周り回廊)

*堰き止めない(坂なので常に流れてる)

*間違いも真理(僕のような勘違いの解釈もあり?)

*逆境に強い(この時代は今に近い)

*自分もその一部(インスタレーション)

ぐるぐる
こんな格好でもよし

一応、グッゲンハイムのキュレーターの方のご挨拶を転載しておきますね。

ここから先は

5,672字 / 22画像
大江千里の未発表のエッセイ、動画、詩、サウンドを発表していく実験ラボであり、みなさんと作り上げていくコミニュティスペースです。購読者限定の「ぴの裏耳情報」ではライブの先行予約やプレゼントが行われます。

グラスワイン1杯分のお楽しみをジャズと共にブルックリンからデリバリー。エッセイ「ブルックリン物語」、ラジオ「Sen Corouge」、日常…

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?