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プチDAYS 「RYOKO Meets Jazz」

以前から「森山良子さんはジャズを歌われないのか な?」いろんな人に聞いていた。「森山さんが歌う日本語のジャズを聴いてみたい。」と。それに興味を持ったある人が「マネージャーさん知ってるから今度伝えてみるね。」と言ってくれた。でもなかなかそれが現実に伝わっていたのかどうかはわからない。僕がオリジナルを良子さんに書きたいと言ってもそんなに簡単にその夢が叶うほど簡単な世界ではないのはわかっていた。だけども言い続けることが僕自身のモチベーションにもなった。だから「もし歌われるなら?」その「もし」をイメージしてアイデアを練る日々が続いていた。

ことあるごとに歌詞のシーンを考えた

例えば「昔亡くなった大切な人を想う」歌詞を。「ぞんざいなくらい若い時はシャイだったあの人が今は天国で何をしてるかしら? 鍵は左のポケットにちゃんと入れてるかしら? 相変わらずサラダはボールのままぱくついてんのかしらね。あたしも歳をとったけど 、そんな私を人混みの中でも今でもちゃんと見つけてくれる?」アイデアはそんなふうにどんどん広がっていった。

今日は昨日でも明日でもない

ラスベガスの空港でレンタカーを借りてデスバレーを目指しドライブする2人の物語は? 喧嘩もするし相変わらずの頑固さに辟易しながらも何処かコメディな2人の丁々発止の会話なんて面白そう。セドナでモーテルに泊まったらお互いに別々の行動をとって全く滞在中は会わない。良子さんはプールで魚になり相手の男の方は勝手に街で肉をオーダーする。そんなふうに時間を使っても移動の車の中は2人並んでた。いつだって人生はゴールの見えない旅だけど人生が重なり合う貴重な時間、それがドライブなのだ。

ん、いいかもしれないが、もうちょっと練ろう。

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