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「続・Senriと良子のおしゃべり泥棒」 3

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〜11月18日 16:00

毎日真っ黒に鉛筆で塗りつぶしたスケジュールを涼しい顔でこなすRyokoさんを"鉄人"だと思う。前回は、レッスンの前後の食事を僕から誘うのは極力避けていたのだが、今回は違う。

「ぴちゃんを亡くした今、Senriさんをそっとしておいてあげた方がいいのかな?」

と思ってくださってる事を痛いほど感じるので、もしもRyokoさんさえ嫌じゃなければせっかくのブルックリン滞在、いっぱいローカルボーイ(おっさんだが、汗)が好きな場所をご紹介したい。

「あらん、森山さんやーん、こんなとこで会うなんて嬉しいやーん。」
「ほんまやね、大江はん、ちょっと痩せはったんちゃうん?」
「いややわ、嬉しいこと言ってくれはるやーん。ご飯行きましょ?」
「ええわよ。ほなどこしましょ?」

こんな一連の小芝居をやって大笑いしてぽつりRyokoさんが僕に言う。

「前と全然顔色が違う。明るくなったわよ。よかったわねえ。」

いつまでも落ち込んでると嫌だもーん

朝に必ずLINEしてホテルでの様子を聞き、その日の動きをぼんやり決める。カチッとは決めない。ホテルをブルックリンのWilliamsburgにしたのでEast Riverまで並んで散歩したり、周りのイタリアンコミュニティを物色したり、Ryokoさんの大好きな古着を見て回ったりする。

南部鉄の緑茶と緑茶アイスでござい

「あたしね、美味しいものと着るものとジャズが本当に好きだなって思う。だからアメリカへ来るって決心してそれを行動に移せて今は本当に心から幸せ。毎日刺激と学びの繰り返しがあって夢に向かってる。それが楽しいの。」

カーディガンもエコバッグもブルックリンで見つけたの

そして、ありがたいひと言を頂く。

「それを現実にしてくれて、Senriさん、本当にありがとう。心から感謝しているの。」

それも毎回涙を溜めて僕を見て仰る。それが嬉しくて噛み締める。

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10月19日 16:00 〜 11月18日 16:00

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