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全米総合ジャズチャート70位に!
アルバム『Boys & Girls』がアメリカで発売されたのは去年の8月5日だ。
だから通常の頭で考えるとその頃にラジオで流れるのが一番効果的だろう。そう思っていたらなかなか強敵が多くてかかるチャンスが回って来なかった。運がないと言えばそれまでなのだけれど。
そうこうしている内にハロウイン、サンクスギビング、そして年末のホリデイシーズンにはクリスマスチューンがかかるとのでここに「かけてください」とゴリ押しPRしてもなかなか難しいだろうと思いもうそこらへんは思い切り外して後手後手に回る。
じゃ、いっそのこと、バレンタインを狙おう。ひたひたとバレンタインの時期のヘビーローテーションを目指しマネージャーのKay さんと二人全米ジャズFM局230局に送るパッケージを作り終えた。12月27日のことだ。あの頃は丁度ぎっくり腰だった。230を超えるステーションの数のパッケージ作りと郵便局への配送。作っても作ってもまだあるそんな感じだった。それをやり終えた実感を持って1月の日本のソロツアーへと帰国したのだが思わぬ事件が起こった。
「Senriさん、各地から苦情が殺到しています。CDのコピーを送ってと言われSenriさんはCDからブランクCDへ230枚、焼いたじゃないですか?でそれに一枚一枚アルバムタイトルと名前を入れてご自分のEPK(自己紹介文)をたたんで封筒に入れ送ったでしょう?それが間違いなんですよ。CDのコピーって表現はCDのことを指すわけで、CDからブランクCDに焼いてコピーを作ったもののことじゃないんですよ。だからもう一度全部230枚、やり直しですよ。アルバム『Boys & Girls』そのものに変えて全部送り直しです」
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