プチDAYS 「弱ったなあを"バネ"にする。」
TOKYOの電車の路線が、ずいぶんややこしくなった。
元々、東横線で生活していたから渋谷へのアクセスはわかってるつもりだったけど、肝心の渋谷駅がガラッと様変わり。大井町線の駅で待ち合わせなのに渋谷のJRから東横線へ乗り換える間にちょっとトイレに行こうとしただけで30分近く迷ってしまう。
自由が丘の駅もずいぶん様子が変わり、駅前も大幅に工事中だ。大井町線に乗ると「あっ」と懐かしさが込み上げるものの、ちょっと携帯のスクリーンを見てるあいだに目的の駅を過ぎ二子玉川まで乗り過ごしてしまう。
市ヶ谷、お茶の水、品川を中心に活動していたので中央線、山手線が毎日の足だった。一度八王子へ行く時、中央線の特快(特別快速)に乗ったので、ローカルの窓から特快が横を通るのをみると他人じゃないような気分になる。
人間の記憶とは曖昧で「六本木って確か半蔵門線だったよな」と勘違いし乗ったら表参道で「あれ?」と気がついた。大江戸線にも乗る。「大門」なんて駅があるのを初めて知る。天王洲アイルに向かう時、自力で大門からモノレールに乗ろうとして結局行き方が見つからず、浜松町へ引き返す。
そんなふうにしてJR、東急、小田急などに乗る。乗り継ぎ切符を買っておいても途中の乗り換え駅でぼおっとしてて改札の外へ出てしまい「やっちまった」ということもある。
切符売り場がどこにあるのかわからずに右往左往というのもある。人波に流されて改札へ向かってそのまま前へ進み「え? え? 切符売り場、どこ?」とキョロキョロして、中国人の女性に「邪魔」と言われてしまったこともある。当たり前のように動く人の流れに逆らうのは辛い。でもそうして切符売り場を覚えると次に利用する時に役に立つ。
そうこうしてるうちに新宿や渋谷や秋葉原などのハブ駅のレイアウトを目が覚えるようになる。この場所に確か阿佐ヶ谷姉妹のポスターがあったなとか、温泉の宣伝がデカデカと貼ってあったなとかで、インナーGPSを確認確認。
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