楽しいムーミン一家
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私がこの世で一番好きなアニメ、楽しいムーミン一家…。
久しぶりに観たらやっぱり面白くて、この頃ちょこちょこ観ている。
とにかく作り手の丁寧さが伝わってきて、とても素敵なアニメです。
10年ぐらい前にテレビで再放送されていて、なんとなく観ていたらすっかりハマって、原作の小説を読んで更にハマって…な経緯だった。
ムーミンの作品の大好きポイントは、人の欠点とされる部分もひっくるめて「それがその人である」と肯定し、尊重し合って暮らしているところ。
他にも好きなところが山ほどあって書ききれない…。
気が向いたら書くであろう感想第一弾、1話。
スナフキンの事が好き過ぎて、スナフキンの事ばかり書いている…。▼
・1話と2話でしか見られないサブタイトル背景、原作系ムーミンとスナフキン。内容の絵と違うシュールさがある。でも好きだなぁ。
・「それではさっそくこの物語をはじめることにします。でも、みんなが雪の下で眠っている冬からはじめるわけにはいかないので、暖かい春から、この物語をはじめることにしましょう。」
作品の始まり方が最高なんだよなぁ。
・冬眠明け一発目のママの手料理、食べてぇーーーッ!!
・スナフキンのことが大好きなムーミン。わかるぞ…。
スナフキンは自分の時間を何より大事にしているからこそ、それを侵害してくる相手を嫌うところが、好きです。(好きです?)
なのでスナフキンにベタベタすると、却って嫌われてしまうわけですが、スナフキンにぞっこんなムーミンがなぜスナフキンに好かれているかというと、
・ムーミンはスナフキンの線引きに気付いており、意識的に踏みとどまるなど、スナフキンの意思を尊重しようと頑張っている
・素直で誠実で快活で気遣い屋であるムーミンの性格が、スナフキンの思想に反していなくて、お互い穏やかな性格同士で相性が良い
・スナフキンとムーミンの好奇心や、心が動く事が一致している
あたりが、スナフキンにとって心地いい存在となっているのだと思う。
スナフキンは度々、ムーミンにだけ何かを教えたり、どこかへ誘ったりするので、孤独を愛する彼が唯一、体験や感動を共有したいかけがえのない存在が、ムーミンなんだなぁ。
ただ、旅には絶対に連れて行かないので「孤独になるために一人で旅をする」意思が揺らぐ事はない線引きは、やはりかっこいいなと思います。
・「こんな素晴らしい天気だ。あそこからはムーミン谷が全部見えるぞ。海だってね」
もうね、「いい景色を見るためだけに山のてっぺんまで登りに行く」という行為がいいんだよね…。
理由は「景色がいいから見にいく」しかないんだよ…なんて素晴らしいんだ…それを友達を起こして連れてってまでやるんだよ…。そしてそれがスナフキンにとっての「面白いこと」なんだよ…。
ただただ自然を謳歌するって、なんて素敵なことなんだ…。楽しいムーミン一家好きポイントはここもある。
・「海が光ってる」「素晴らしい眺めだろ?スニフ」
やはり、こういう感覚が一致するからこそ、スナフキンはムーミンのことが好きなんだろうな。
・ソファで足を組んで笑ってるスナフキン。守りたい、この時間────。
・「またパパがふざけたのね?」
・「わかった。紙クズかごだね?」「そうよ。さすがスナフキンねぇ」「いやぁw」
紙クズかごを当てただけでベタ褒めされて謎照れする流れ毎回笑う。
・ハーモニカを吹いているのが様になるの、最強なんだよな…。しかも自分で作曲してるのも、最強なんだよな…。
本人は心から音楽を愛していて、かっこよく思われたいとか、何かのためにハーモニカを吹いている訳ではないのが、かっこいい。
ただ好きだから、気が向いた時にハーモニカを吹く…周りの人たちはそれを茶化すとか、わざわざ感想を言うとか、そんな事はしなくて、静かに耳を傾ける人、目をつむって聴き入る人、会話を続ける人、無粋のない尊重のし合いが、全員が心地よく過ごせる環境をつくっている。
・「大丈夫かい?フローレン」「それっ、いけぇっ」←好き
雲の乗り方までかっこいい。何そのベリーロールみたいな乗り方?
・躊躇なく雲に乗るし、スナフキンは意外と好奇心が半端無い。そしてその後もフローレンの雲を押してあげていて紳士で死んだ。(私が)
・雲激突バトル、そこそこ物騒で笑う。
・かくれんぼに参加するスナフキンが好き過ぎる。こういうところに「大人っぽいけど若々しい」と感じる。遊びをちゃんと楽しんでやるところが本当に…好きです…。
・遊びに対するミィのガチ度が好き。隠れ場所を探すスピードがガチ。
・「あのぅ、どこか隠れるところありませんか?」
ムーミンパパとはちゃんと仲良しとはいえ、友達のお父さんの部屋に行って敬語で尋ねるの、なんか、かくれんぼを全力で楽しんでいて、凄くいい…。
・子供の頃の無遠慮精神の時にやる、友達の家でのかくれんぼって、一番楽しいよな…。
仮に今やっても「アッここ開けていいのかな…?」「これ人の物だしズラしちゃ悪いよな…」「壊しそうで触りたくないな…」の連続だから、何も気にしない子供の頃にやるのが一番楽しい。
そう考えると、スナフキンの隠れ方が今一番できる隠れ方だな、確かに…。
・何も言わずにムーミンパパの部屋を物色し始めるスニフ。ホント、子供かくれんぼ独特のこの無遠慮さがいい~んだよな…。
・ムーミンパパもスナフキンに協力してあげているのが良い。子供のかくれんぼに協力して知らん顔する大人と、実は隠れている子供、こういうのもかくれんぼの面白いところだし、その子供側であるのが、精神的には大人組のスナフキンというところが面白い。
あと、ムーミンパパとスナフキンの共犯というのが、妙な渋さがあって良い。
・見つからないようにと焦ったのか、自分で扉を閉めてしまったがために見つかるスナフキン、珍しく詰めが甘い。「あっ…」と吐息ぐらいに声が漏れているのが可愛い。
「みっけ」と見つかった時に微笑んでいるのが、自分主導ではなく、遊びを楽しむ4人を見る事自体を、楽しんでいる感じが良い。
・見つかった後スニフに着いて行っているのが可愛い。
ポケットに手を突っ込んで壁に寄り掛かるという、イケメンにしか許されない行為をさらっとやるあたりが…憎らしい…クソォ…。
・ムーミンママもパパと同様に知らん顔。ほっこりする…。何をくるくるしているんだ?
・旅帰り・冬眠明け初日から山登り、雲遊び、かくれんぼをする彼ら、バイタリティあり過ぎ。
・1話目から容赦ないビジュアルと展開、楽しいムーミン一家の洗礼である。
・ムーミンが元に戻る時のガチ驚きスナフキンが好き。
・1話と2話限定のED映像。渋…!!!でも全話観た後だとこの渋さと珍しさもまたいい…。
案の定スナフキンばかりの感想になってしまった…と思ったが、よく考えたら、そのやり場のない感情を吐き出すためにネットやってるんだった…。だからこれで正しいのか…。
やり場のない感情が溜まったらまた書こう…。