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共依存で何が悪いの?

この記事は恋愛において共依存に興味がある人、特に現在、恋人と共依存関係を築いている全ての人に読んでもらいたいものです。

共依存

マイナスの印象のあるこの言葉ですが、

私はタイトルにもある通り、これまでずっと「共依存で何が悪いの?」と思ってきました。

このnoteでは、社会人男性の私が自信が過去に恋人と共依存関係を3年間続けた実体験をもとに、共依存について記していきます。

まず、共依存とはなにか、

厚生労働省が出している用語説明では、

「依存症者に必要とされることに存在価値を見いだし、ともに依存を維持している周囲の人間の在り様。」

と記されています。

恋愛で例を示すと、

依存体質のA子がいたとします。
そのA子は、恋人のB男に対して依存をしています。A子のメンタルをB男がケアをしている状態。
そして、B男は、自分がいなければA子は生きていけないという認識を持ち、A子を助けることに自分の存在価値を見出している。

このような状態を共依存といいます。

私自信、過去に付き合っていた女性とは、まさにこの関係を築いていました。
そして、その当時は、タイトルにもあるように「共依存で何が悪いの?」と思っていました。

当時の私は、
「好きな人を守るのは本望だ。」
「互いが互いを必要としていて、助け合いをしている、むしろプラスの状態じゃないか。」
「2人が幸せならそれでいいじゃないか。」

などと思っていました。

その通りだと思う方もいるのではないでしょうか。

しかし、お気づきかとは思いますが、
当時の彼女とは共依存関係で、3年間付き合った結果別れることになりました。

そして、はっきりと考えが変わり、
一部例外を除いて、
「共依存はダメだ」
そう思うようになりました。

ここからは、共依存関係が良くない理由について説明をしていきます。

また、今、共依存関係でも恋人と長続きすることができる、その例外についても触れていきます。



「共依存がダメ」その1番の理由は、
関係が不安定
という点です。

例えていうなら、少しの刺激が加わったり、穴が空いた時、バランスを崩し、崩れる積み木のような状態なのです。


正直言って、共依存関係が続いている時はとても楽しいし、幸せです。
私自信、当時は不満も何もなかったから、このままでいいと思っていました。

しかし、共依存関係というのは、長期間維持させるのが極めて困難です。

関係が不安定であり、維持が困難な理由を理由を2点にまとめました。


1  
いつでも、どんな時でも恋人を最優先にしなくてはならない


なぜなら、お互いがお互いを第一に考えているからこそ成り立つ関係だからです。

A子はB男を、B男は、A子を一番に考えているからこそ、B男はA子を助けることができるし、支えることができる。
B男はそれにより自己肯定感が上がり、もしつまずいた時も、B男がA子を頼ればA子はB男に優しくすることができるわけです。

しかし、人々が生活していく中で常に恋人を最優先にすることは極めて困難です。
わかりやすいのは仕事です。
仕事において多忙を極めたり、疲れている時は誰にでもあります。

自分に余裕がない時でも、相手のことを最優先に思えるか、ということです。

結論、無理です。

2.3年ならできるかもしれませんが、結婚をするとしたら数十年というスケールになります。
極論、子供が生まれたら、自ずと子供が最優先になります。
その時、B男がA子を助けてあげられないときがいつか必ずきます。

そのとき、依存体質のA子は、B男に裏切られたと感じてしまいます。

そして、自分を助けてくれないB男は価値がないと無意識に判断し、別の依存対象を見つけようとするのです。
そうです。
浮気です。

まさに、少しの刺激で崩れる関係なのです。


2
価値観の変動


何歳になろうが価値観は変わります。
要因として大きいのは、
環境の変化です。

卒業、入学、就職、異動、転勤、転職

人生において環境が変わることはしばしばあります。

その度に人は周りの人間や環境によって価値観というものが変わっていきます。

と言っても大きく変化することは珍しいため自分では自覚がない場合も多いです。

しかし、先ほどの例のように、
共依存関係というのは少しの刺激で崩れる関係です。

この多少の環境の変化に伴う価値観の変化に対応できず、破局を迎えてしまうのです。

私の実体験の例を出すと、
大学2年の頃に付き合った彼女と2年が経ち、同じタイミングで就職を迎えました。
就職するまでは、お互い友達も少なく、大学生のため時間や心にも余裕があり、お互いを最優先に考えることができました。
私たちの中では、男女複数での泊まりは禁止だったり、異性と2人で食事に行くことは禁止だったりと、お互いが納得して線引きをしていました。
しかし、彼女は就職をすると、価値観が変わったのです。就職先の同期のほとんどが、大学生の頃の私たちとは全く別の価値観を持っている方達で、その影響を受けたためです。

私は彼女の価値観の変化に対応ができませんでした。
今まで嫌だと思っていたことを、すぐに変えることなどできなかったのです。

そして、就職してからというもの、揉めることが多くなりました。

結果的に、彼女は就職先の会社の同期と浮気をし、それが発覚して別れることになりました。

なによりも恐ろしいのが、
この別れるという判断をしたのが彼女側だったということです。

私は、彼女への依存を継続していたため、
浮気されたとしても別れたいと思わなかったのです。そして別れてからも復縁を目指しました。
しかし、彼女は新しい依存先を見つけているため、当然復縁は叶いませんでした。

しかし、そのもと恋人からしばらくして、後悔しているというメッセージが来ました。

とはいえ、一度崩れた関係を戻すのは、その当時の記憶がある限り、困難です。

そして、私は、気がついたのです。

「共依存はダメだ」と。

共依存は確かに誰かに迷惑をかけているわけではありません。
そして、なによりも楽しいです。

しかし、この関係を続けることの困難さは皆さんもこの記事を読んで納得したと思います。

唯一、共依存関係を築いている人が、この先も恋人との関係を維持する方法、例外があるとしたら、

お互いに向き合い、しっかりと話し合い、
今すぐに共依存関係を脱することです。

恋人以外の依存先をお互いが作りましょう。
恋人を最優先にすることが恋人を一番大切にしているというわけではないことに、気がつきましょう。

一番大切なものを守るために、
その人だけの人生から抜け出しましょう。

もしかしたら最初は寂しく感じるかもしれません。

しかし、本当に長期的な関係を築きたいのであれば、それしか道はないのです。

皆さんの未来に幸が多く訪れることを願っております。

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