No,5 作楽松皮染×夏しぼ
着物/作楽松皮染
透け感のある生地に型で染色した着物。
デザインは、となみ帯の意匠(二重織)を元に着物として制作しています。
◼︎松皮染染色場面
作楽/松皮染
帯の制作においては、まず初めに図案を作成します。この図案は帯専用に制作されたもので、多くの手間とコストが掛かけています。
また、この図案の中には帯の制作だけでなく、着物図案に向くものもあり、この松皮染めシリーズでは、そういった帯図案を着物へアレンジし着物を制作しております。特徴として、型制作においては帯づくりのように緻密に彫り込み、奥行きを表現しています。それらの表現が松の皮に似ていることから、私たちは松皮染と呼んでいます。
夏しぼ/袋帯
緯糸に御召緯(現在では希少になってしまった糸)を使い、広幅で製織。
その後、お湯に浸けることで一旦縮め、帯地表面に縮めたしぼを出す、立体感を持った帯地。
糸使いや裏地などへ改良を加え、着用時期も袷時期だけでなく、夏も通し通年使用できる、非常に便利な帯となりました。
着姿
◼︎TKCとなみ織物/コレクションno,5
→https://youtu.be/BfRe72kNN5c?si=h0ij3qw-jUFXKRFf&t=374
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