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Collection no,4

Collection no,4
https://www.youtube.com/watch?v=ie5A_spZud0&t=274s

iKat角帯×防染糸縮緬

5枚目のコレクションは男性物の登場です。
最終の詰めが上手くいかず、一番最後かその前くらいに仕上がった着物になります。
染料の調合で柄を泣かせる(滲ませる)試験をしていましたが、それと防染糸で織り上がった鳳凰柄の白生地を合わせて着物としました。かなり試験的な要素の濃い着物になり、当初合わせる予定だった汕頭刺繍の角帯はやめて、新シリーズiKatの名古屋帯でつくる角帯を合わせ、スッキリ目にしてみました。

羽織も太細大小が異なる、縞柄を市松上に配置。男性物として横段の可能性を探る羽織です。

ちょっと前3者とは空気の異なる男物をつかって、少しショーの雰囲気も変わっていきます。

帽子絞り(hdタッサー)


角帯/iKat(異文織)

iKat(異文織)

Threadsにもある通り、当初は異なる角帯を合わせていましたが、着物に沿わせた帯をコーディネートしました。
デザインはIKat、織は異文織。通年結べる八寸名古屋帯を角帯として仕立てしました。織物ですので、色数が少なくても奥行きと透明感があり、この着物以外にも幅広く合わせてみたくなります。
角帯としてから、さらにこの帯の魅力に気付かされました。八寸名古屋帯として結ばれた姿も気になります。

◼︎急遽変更/Threads


着物/網代市松に鳳凰(防染糸)

網代市松に鳳凰(防染糸)

織は鳳凰柄を防染糸を使い製織。

その生地へ普通に縞柄を糊で置いても芸がないと思い、黒に近い色で先に引染め。そして、その上へ染料が少し動く(酔う/泣く)ように糊を調合して染色。染まらない防染糸と相まって、柄の間に気づきにくい網代柄のようなデザインになりました。これを市松格子になるように、仕立てしました。

当初は女性用として制作。実は着物も急遽、男性物として使用しました。

制作工程をThreadsで触れています。


羽織/段違い市松(帽子絞り)

段違い市松(帽子絞り)

幅と大きさを整った形では無く、大小様々な形にして市松模様に動きが出る様に表現しました。
絞り職人へは通常の絞りとは異なり、綺麗に防染するのではなく、絞り目を感じる力強さを強調して制作。直線では無く波打つ様な線が特長の羽織となりました。2反配色違いで制作、そのうちの一反がこの絞りに成功しました(もう一反は通常の綺麗な絞りです)。

染織工芸むつろさんとのコラボで制作

◼︎職人へ無茶な依頼/Threads


Collection no,5


Collection no,3


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