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Collection no,16

Collection no,16
https://www.youtube.com/watch?v=ie5A_spZud0&t=1239s

麹塵 本笹浪組×薔薇にケルティック

Collection16番目
目を惹くグリーンの着物、帯は今までと一転して組帯を登場させています。完成したのは最初もしくは2番目、ただし登場することは決まっていたものの、どこに入れるのか、影響力があるため、とても悩んだコレクションです。色では対になる着物・赤と並べ、クライマックスを盛り上げてもらいます。

オズの魔法使いの中では、『エメラルドの都』。
これもあったため、最後におくか、中盤にするか、悩みの一つに。


◼︎帯を悠翔織+汕頭刺繍で/Threads


袋帯/組帯(手組)

麹塵 本笹浪組

ショーでは1本のみの登場、手組の組帯です。
経糸と緯糸を駆使する織物と違い、組帯は経糸だけで組み上げたもの。この帯は非常に玉数も多く、組み上げるまでには相当な時間と手間を掛けています。今回のために、となみ帯シリーズの一つ『麹塵染』で使用する糸を使い、特別に組み上げた組帯です。
組帯の日本の起源は、非常に古く、平安時代もしくは聖徳太子の肖像画にも見られることから、相当昔から日本に伝わってきたと言われています。

◼︎手組の帯/Threads


着物/先染め御召+松皮染

薔薇にケルティック

となみ帯の柄を元に型を起こし、着物の反物として染色する『松皮染』シリーズ。通常は白生地をベースに型を置いて染色していきますが、今回の着物は特別に先染めの御召(ケルティック)を使用。
今回は柄部分を防染し、地色を染色しました。防染し白く見える部分に関しては、元の御召であるケルティック文様が見え、それが奥行きと面白さに繋がる着物になりました。
地色も色が濃すぎると、先染めの良さが完全に消えてしまうため、色は重ねながらも、できるだけ軽く、文様の陰影が出るように気をつけて染色しています。

松皮染の元でもある帯デザインは、薔薇柄。
Threads上では元となった同柄の帯とコーディネートしています。


◼︎動画/松皮染の染色工程
https://youtube.com/shorts/0CesiLdTjV0


バッグ

職人いわく、陶芸家 林侑子氏の土鋏で作られた器を見て、制作されたバッグ。初見の『金』のイメージがあり、着物とは難しいと思っていましたが、それが徐々に薄れ、革素材の方に目が行きました。
帯着物だけでも完成していましたが、このバッグを入れるとさらに全体の調和が取れたように感じ、今回着姿に持って頂きました。不思議なバッグです。

◼︎制作
six coup de foudre/と革

phare

◼︎Youtube Shorts Collection16



Collection no,17


Collection no,15



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