唐長文様『角つなぎ』京小袋(半巾)/紹巴織
2021'10.5-
10.5 京小袋(紹巴織)配色変更のモノづくり
帯作りをしていると、しっくりこない時があります。いきなりの図案から、意匠図作成、配色、最終の製織、その他さまざまなところに関門があります。
この帯のように、当初は配色替えて様々なパターンで織り上げようと思っていても、最初の一色で詰まる。そして、しばらくモノづくりは停止。ということもそこそこの頻度であります。
今回は以前、一度1色だけ織り上げたモノに数色配色を加える。
そんなモノづくりを進めていきたいと思います。紋はあるので、そう時間が掛からない予定です・・・。
10.25 試験織
https://www.kyo-tonami.com/godaime2/2021/10/post-488.html
唐長文様『角つなぎ』。
南蛮七宝と同じくらい昔から帯として製織しています。
(一度に並べると、ごちゃごちゃに見えますが、一色ずつだとそうでもないです)
この文様でいつも難しいのは配色。
不思議なぐらいピタッと来ないため(笑)、最初試験は色を幅広く取っています。
織組織は紹巴織。
地に使う三色の糸を表に出す糸を変えることで、両面結べる帯にしています。仕様は、半巾よりも幅広くつかえる京小袋の予定です。
いつもはここから配色で迷走して時間が過ぎていく・・・。今回は試験織を見ている限り、上手くいきそうな感じがしています。3色くらいは何とか形にできそうです。
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