Collection no,6
Collection no,6
https://www.youtube.com/watch?v=ie5A_spZud0&t=414s
6番目のコレクションは、大渦のような勢いのある着物。
そこに白い絡みつくような風通経錦の白黒で織り上げた名古屋帯。白→黒の流れで進行していますが、元々の着物のイメージとしては、竜巻や嵐を想定して制作しました。
当初、ショー全体をオズの魔法使いに見立てて・・・
とも考えていた名残の着物です。一つ前の着物と合わせて、ドロシーがとばされる竜巻?とも自分では考えています。
袋帯/サロメ(風通経錦)
経糸で柄を織り成す織物『経錦』。
帯地は薄く独特な色を表現することができる織組織です。この織物に改良を加え、経糸を二つに分け風通織としました。こうすることにより、白はより白く、黒も黒く織り上げることができます。
このサロメシリーズでは、白を黒とを混ぜず、白く地色として。文様の黒も同じように黒く独立させて製織。線の流れも強調することができますので、糸使いとしてはシンプルですが、非常に存在感ある帯となりました。
◼︎配色違いのサロメ/Threads
着物/作楽・光径(バームクーヘン)
この着物、元々の案としては名古屋帯バームクーヘンから始まりました。
刷毛をつかい、シンプルに仕上げるつもりが段々と原寸大の大きさの図案を作る段階でエスカレート。さらに糸目を置いていくうちに線だけだとさびしい、柄のかさが軽いように感じるようになり、間に色シケを加える等、当初とはモノづくりが変わりました。こうなると、ほとんどの場合失敗するのですが、この着物は『バームクーヘン』というイメージが職人と共有できたのか、ギリギリのところでまとまり完成。
手の勢いのまま、荒々しい部分は手直しすることなくそのまま、残しておきました。
◼︎動画/糸目置き
https://youtube.com/shorts/4u5ukSBeqpk
バームクーヘン着物に関してはThreadsで触れています。
バッグ
猪の革を鉄で媒染した革を使用。
鉄媒染は大島紬の泥染めと同じであるため、着物ともどこか親和線を感じます。よく見ると写真でもわかる、ちょっとした糸が可愛かったりします。
◼︎制作
six coup de foudre/と革
https://to-kawa.com
phare
https://phare-jp.com