Collection no,8
Collection no,8
https://www.youtube.com/watch?v=ie5A_spZud0&t=593s
8番目のコレクション。今までは一転、目を惹く青の着物が登場します。
1939年に上映されたオズの魔法使いでは、白黒からオズの国へ到着した瞬間カラーとなります。それぐらいの転調を考えて、このコレクションを登場させました。
それと、もう一つは嵐の後の雨、それも少しは考え、あえてカエルを意匠とする帯を合わせてみました。
袋帯/貴品(紹巴織)
お太鼓にカエル。とても珍しい鳥獣戯画の袋帯です。カエルの横にはカメレオンと蜻蛉。表現力としてはこれぞ紹巴織という緻密な表現を活かした織物。
◼︎命のこどう/帯紹介
柄を見ると人を選ぶ帯には違いありませんが、中間色でまとめているため、着物と合わせると思いの外、しっくりときます。お太鼓だけでなく、お腹部分も楽しいため、今回のショーでは関西巻きで合わせています。
Youtubeショートでコーディネートしています。
https://youtube.com/shorts/IyD9NDkwpKo
着物/根善一楽
一楽シリーズのモノづくり。
大きく異なるのは、制作を担当したのが根善織物。手描きと絞りで制作していますので、根善色も強くあり、力強い着物です。玉繭をつかった老母玉紬、紬の節と生地の質感に特徴のある特別な白生地になります。
デザインは、器をモチーフに螺旋状にデザインして、ぼかし染めをしたもの。放射線状の白い線は、1本1本筒で糸目描きをして、絞りも入れ立体感を表現しています。
名前を付けやすそうなデザインですが、一楽シリーズで根善織物とコラボはこの一枚ということで、名前も一楽根善、もしくは根善一楽の名前で呼ばれています。
◼︎Threadsで触れています
羽織/無双紗
織りで土鋏の柄を表現したあとに、型染めで上から同柄を置き染めました。文様を少しずらすことで、染めと織りの質感の違い、遠近感を作り出しています。
この女性物に対して、対になる羽織がno,14で男物として登場。
先に染め上がっている紗の生地をいただき、その上に型友禅染めしています。地模様とともに林さんの柄を型で抜染と着色を同時に染める材料をつかって陰影をつけています。
◼︎動画/抜染型
https://youtube.com/shorts/OIkqh1vpFDk
◼︎Threadsで触れています