ハイブリッドタッサー×カゴ絞り
ショーで登場した松皮染の絵羽柄。
→コレクションno,7
この着物のベース部分、白生地はハイブリッドタッサーの新柄をつかっています。
基本的にショーでは『地紋は目立たないモノ』だと、少し割り切っていましたが、リハーサル時、全くそうでないことに気がつきました。柄の無い部分、無地部分から柄へかけて、織りで表現している地紋の陰影、これが非常に美しかった。
そのため、次のモノづくりでは、無地に近い着物を制作しようと考えて、取り組んだのが染織工芸むつろさんとのコラボ、カゴ絞り+ハイブリッドタッサーになります。
このカゴ絞りは、もちろん配色はしていきますが、狙って色をつくるというよりも、職人の感覚部分が大きく出るモノづくりになります。
無地に近くても、同じ色を狙って作らないように、色の一点物、モノづくりをしようと考えています。
ちなみに、白生地のハイブリッドタッサーとは、となみ織物オリジナルのタッサー白生地です。タッサーの特長である光沢や風合いを持たせつつ、しわを目立ちにくく、織りと素材に改良を加えたモノづくりです。
最初の色は4色。
少しずつ、色を揃えていくモノづくりです。
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