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アイアンマン構築の課題とオタクカード紹介 《Iron Man, Titan of Innovation》 EDH・統率者
カジュアル卓で実戦しながら構築・まわし方が変化していったのでメモ程度に残しておきます。
課題:強いことがデメリット
これまでも語ってきたことではありますが、アイアンマンは統率者領域に置けるカードの中でも上位の部類に入る性能の高さを持っています。一旦盤面に定着するとマナを使わずに展開を進め、デッキの中身を知らない対戦相手からしたらいつコンボが飛んでくるか分からない。即死ダメージがいつ出てくるか分からない。盤面にいるだけで脅威です。
つまり、着地狩りされます。
アイアンマンをある程度分かってる人が同卓すると殴らせてくれません。出して1回殴れたとしても次の周までには除去が飛んできます。
装備品をモリモリつけて21点パンチを狙う構築だとこれに対応できずに統率者税に押し潰されたトニーが統率者領域でモジモジしていました。
改善策
・1回目のサーチは《太陽の指輪》を持ってくる。
先もって次の統率者税を用意します。欲張って装備品を持ってきたい気持ちを抑えてまずは足元を固めるところから始めます。アイアンマン以上の脅威を出す人が出るまでは動きすぎずにじっくり待ちます。
・バックアップのためのカードを増やす。
アイアンマン単騎で殴り勝つことが目的のため、《白鳥の歌》《断れない提案》《稲妻曲げ》《頑固な否認》などの他にもバックアップを入れて過剰なくらい守ります。
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《呪文滑り》
このウザさは言わずもがな。アーティファクトシナジーも見込めます。
《下支え》
アンタップしてブロッカーにすると除去のようにも使えます。
《渦巻く霧の行進》
全体除去から逃したりブロッカーを退けたりするためにも使えます。攻めも守りもできるナイスカード。
課題:めっちゃ殴られる
めっちゃ殴られます。めちゃんこ殴られます。クリーチャーを入れるスロットが少ないためブロッカーが立ちにくいです。アイアンマンは殴りながら勝つ準備をするため、攻撃しないことはほぼあり得ません。ブロッカー不在になりがちなことが欠点です。
改善策
・警戒を持たせる。
最も無難かつ最適な方法です。
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《タリアンの魂断ち》
攻撃誘発でアーティファクトを生贄にするので毎ターン1つは確実にカウンターが乗ります。宝物トークンにシナジーを持つカードを入れる際にも活躍しそうです。
《殴打頭蓋》
アイアンマンに警戒・絆魂をつけるのは勿論、攻撃誘発から出たアーティファクトがタップ状態であるデメリットを貫通できる装備品でもあります。生体武器の誘発効果で出る細菌・クリーチャー・トークンはアンタップ状態であるため、攻撃誘発から出しても一旦4/4警戒絆魂のブロッカーを用意することが可能です。
・殴らせない。
相手は殴れないのに自分だけ殴れる状況って気持ち良くないですか?無抵抗な相手をボコる快感に勝るものはこの世にありません。
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キーカードその1が《罠の橋》
その2が《生命維持コード》《血時計》《練達の変成者》
自分のターンだけ罠の橋を手札に戻してしまおうっていうコンボです。《罠の橋》だけでなく《生命維持コード》と《血時計》もアイアンマンから持ってこれるのでコンボ成立率は高めです。相手はETBを使いまわせるようになるので戦犯にならないように盤面を見ておくことは必要だと思います。《練達の変成者》はクリーチャーだし見えない手札から何が出てくるか分からない恐怖があるのでヘイトが高く、信用度は低めです。
・制限する。
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《沈黙の調停者》《プロパガンダ》《ペンドレルの霧》は全てクリーチャーが横並びするデッキの人権を破壊するカードです。エンチャントはサーチが効かないため優先度は低めですが、入れる価値はあると思います。
《ペンドレルの霧》はワンコインで買える再録禁止なので今のうちに買っておこう!
オタクカード
ここからは相性良いカードを適当に羅列します。
《五元のプリズム》
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2ターン目に青赤から出せれば3ターン目にアイアンマンが着地する可能性が高くなります。早く出しても着地狩りされるだけだなって卓ではバックアップ用にマナを余らせる目的で使います。攻撃誘発で生贄にすれば良いので使用後も無駄になりません。
《秘密の複製機》
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無限ターンコンボの記事でも紹介しましたが、無限ターンしないでも単体で相性が良いです。良すぎます。
攻撃誘発で生贄にしたアーティファクトを2マナ払うだけで戻せるため、毎ターン2マナ払うだけでアーティファクトが増えていきます。1枚だけオタクカードをあげろって言われたら間違いなくこれを選びます。
《師範の占い独楽》
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これも無限ドローのコンボパーツになる1枚ですが、コンボを入れなくても単体での相性が良いです。アイアンマンは攻撃誘発で毎ターン山を混ぜるため、独楽をアップキープや相手のエンドに起動すれば毎ターン山上3枚から好きなカードをドローできます。カジュアルだとやり過ぎ判定受ける可能性もあるくらい相性が良いです。「無限ドローギミック入れてないから!」って弁解するのが板。
《ピストン式大槌》《アサシンの篭手》
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《ナザーンの槌》が無くても出たら勝手についてくれる3マナ装備品です。2マナのマナファクトを大量に入れるためデッキ内に3マナの選択肢を増やしておきたいです。《ピストン式大槌》はあとちょっと打点が足りないときに、《アサシンの篭手》は相手のブロッカーを退かしたいときに最適です。《発明品の唸り》から《アサシンの篭手》を持ってきて攻撃前クリーチャーをタップさせれば1ターンの猶予を得ることもできます。
《ウギンのきずな》
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カジュアル卓だと無限ターンコンボしないで単体で使うくらいでちょうど良いです。5マナでキャスト、攻撃誘発で生贄にして持ってくる6マナアーティファクトは《エンバレスの宝剣》です。
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アイアンマンのパワー4+《エンバレスの宝剣》の修整値が1、二段攻撃で合計10点分あります。《ウギンのきずな》の追加ターンまで合わせて20点。追加ターンの攻撃誘発で出たとき装備される装備品でもつけば21点に届きます。
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生贄にする種が無くても宝物トークン生贄から出せるパワーアップ系装備品もあります。正直ここまで入れるかは怪しいですが。
《両手斧》
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前回の記事で《炎叫びの杖》を紹介していましたが、あれは浅かったです。出来事ぶん回しでいきなり二段攻撃つけて「本当に俺はキルされてしまうのか? テキスト内容を念のため確認したい」と言わせてこその統率者戦であります。
《チャンドラの灯の目覚め》
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単体だと特にシナジーはありませんが、
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攻撃誘発で《バジリスクの首輪》か《生体融合外骨格》を持ってきていると莫大シナジーが生まれます。《バジリスクの首輪》なら全体に接死絆魂ダメージで更地に降り立つアイアンマン。《生体融合外骨格》をつけてパワー10を超えていれば各対戦相手に毒カウンターが一気に10個乗って勝ちます。ツールボックス的に好きなカードを持って来れてこそ生まれるシナジーがあって気に入った一枚です。
おわり
また使っていくうちに新しいカードが入ったり入らなかったりしていくと思います。
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霊気走破で新しいアーティファクトいっぱい増えるのも期待大です。しばらくはアイアンマンの新しい記事は出さないと思うので、相性の良い新カードをチェックしたかったら新Twitter(旧Twitter)の方をフォローお願いします。
あとこれはマジでなんも関係無いんですけど飼い猫のLINEスタンプ作ったので宣伝します。
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じゃあな!!!
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