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人の名前の発音とスペリングの適当さ

アメリカに滞在していた時の出来事

スターバックスはもちろん、たくさんのカフェがあります。

オーダーするとき、誰のドリンクか間違えないよう、店によって、
・店員に名前を伝え、店員がカップに名前を書く。
・あるいは自分でカップに名前を書くことを求められる。
というようなことがあります。
(最近では日本のように番号で呼ばれるようなシステムなんでしょうかね?? コロナ以降、海外に行っていないのでわかりません。。)

私の名前はコウヘイで、クラスメイトにコウヘイさんという方がいました。
年齢も近く、社会人留学生同士という背景で仲良くしていました。

彼は国際免許を持っていて、便乗で色々なところへ行くことができました。
ある週末、ナパバレーにあるオープンテラスのカフェに立ち寄りました。

そこは自分でカップに名前を書く方式なので、「Kohei」と書きました。
しばらくして店員が一生懸命にある名前を呼んでいるのですが、だれもコーヒーを取りに行きません。

よく聞いていると、ひたすら「コヒーアイ」と呼んでいます。

「まったくどこで何やってんだ、そのコヒーアイってやつは、、、」
なんて思ってしばらく見ていたのですが、ハッと、

「コヒーアイ」→「Ko・he・i !!」
店員が叫んでいるの見ていた私が「コヒーアイ」だったのでした。

ちなみに、このことはネタとして英語ネイティブ複数の人に「Koheiをコヒーアイって読むことある?」と聞いていますが、「それはない」という回答しかありません。。 今のところ。


コウヘイさんとダウンタウンのスターバックスに行った時の話。

スタバでは名前を聞かれ、店員がカップに名前を書いてくれました。
コウヘイさんの次が私で、連続して「コウヘイ」が続いたので、「I'm also Kohei.」と伝えました。

で、結果、
「オーソーコーヘー!」
という感じで呼ばれ、余計なこと言う必要なかったなと後悔しました。
まあ別に良いんですけどね。

名前のスペルについてですが、ありふれた名前でもなければ、聞いただけで正確に書くなんてことはまず無理です。

How do you spell it?
Tell me how to spell it.
こんな風に聞いても良いと思いますが、スタバのような忙しい店ではそんなことはしませんし、名前といえど、サウンドとしてそれっぽく聞こえればそれで良い、程度の物だったりします。

同じ立場のコウヘイさんですが、このような場面では「Cohey」と書いているとのことでした。
Co・hey これは絶対に「コ・ヘイ」の発音にしかならず、まさにサウンドとしてそれっぽく聞こえる伝え方が重要とのことでした。

Koheiというスペルですが、
「コーエイ」と呼ばれることは結構ありがちです。

また、相手がドイツ人だとほぼ間違いなく「コーハイ」と呼ばれます。
ドイツ人の時は「どうせコーハイって呼ぶでしょ?」くらいに思ってます。


スペイン出身のクラスメイト「Sergi」は、先生から「セルゲイ」と呼ばれていましたが、「セルジーだっつうの!」って何回か愚痴ってきました。

このように、ネイティブかつ先生という立場の人でも割と適当です。


日本人は、名前の呼び間違え、書き間違えは失礼なことと考えますし、夫婦別姓どうするか議論もほぼ日本特有ですよね。

私たちは、名字や名前の由来、読み方、画数にいたるまで、名前のことを話題にしたりもしますが、よほど日本文化に興味がある人でもなければ、たいてい海外の人にとっては、興味のないトピックだと思います。

日本人は、「命名」というほどに、名前はまさに魂が込められているくらい大事なものと認識しているのだと思います。


他にも名前、呼び方にまつわるはなしは結構あります。

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