![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/170444861/rectangle_large_type_2_9e82f58ddef43efa7e16c5541c705ebb.png?width=1200)
英語テキスト 懐かしの一冊 01
本の紹介
かたづけをしていたら出てきた懐かしのテキストを紹介する投稿、第一回目です(いつまで続くかわかりません)。
![](https://assets.st-note.com/img/1737098790-yJBjIC2nSXfwmiHF3eAVcdqg.jpg?width=1200)
「日本人に共通する英語のミス 矯正ドリル(ジャパンタイムズ)」
ジェイムズ H. M. ウェブ(著)、ウェブ 康子(翻訳)
「日本人に共通する英語のミス」というロングセラーの本があり、そのドリル版ですね。
内容は、
「冠詞と複数」、「動詞」、「形容詞・副詞」、「名詞」、「前置詞・接続詞」などをテーマにセクションが分かれており、セクション 1 ~ 6 までで構成されています。
各セクションでは、すべて単文のみで、
・Exercise 1, 2 で、誤文訂正
・Exercise 3 で、英作文
各エクササイズごとに20題弱程度、という構成になっています。
日本人英語の弱点が良く分析されているように思われます。
それを、簡潔で明朗な解説とともに、同様の問題を繰り返し繰り返し解くことで、定着できるような構成になっている良著だと思います。
役立て方
久々にざっと読んでみたところ、英作文の練習にかなり良い書籍なのではないかと思いました。
あくまでも試験における英作文は、
・文章の内容そのものが幼稚になっても
・少しでも知的な単語を使おうという誘惑にかられても
とにかく文法的にミスが生じないことを第一に、
「冒険するよりも安全運転」
をと考えています。
当書籍では、誤文訂正も、英作文もすべて単文です。
また、単語については、高校レベルも含まれますが、中学の範囲の語彙力でも多くの問題に取り組めます。
読むのに疲れてしまうような難解な文章ではなく、平易な文章で、あくまでも間違えやすいミスの矯正を主眼にしているところが秀逸だという印象を持ちました。
「冒険するよりも安全運転」
にピッタリな内容です。
高校入試の英作文対策はもちろん、大学入試の基礎固めまで広く対応できると思います。
また、英作文でついウヤムヤになってしまい、減点を恐れてしまうミスの典型には、
・冠詞、複数形 or 単数形、可算名詞、不可算名詞、単複同型名詞
これらにまつわるミス。
・前置詞
適切な使い方。
動詞によって前置詞が伴うのか、あるいは適切な前置詞の選択
など
一例をあげればこのようなところがあるかなと思いますが、例えば、日本人が間違えやすい英語のミスとして、本書で対応できます。
この本を購入したころの私
当書籍、所有していたのは、2008年1月5日の初版本でした。
当時は、出張ベースで海外の仕事をしていた頃でした。
海外の人とコミュニケーションをとるという意味では、この書籍にあるような内容で英語を正しく使いこなさなくてはならないかというと、必ずしもそんなことはありません。
とりわけ、2008年から2009年までは上海に滞在しており、中国語はあまり話せませんので、どうしても英語主体でありつつも、そこまで正確できれいな英語が必要なわけではありませんでした。
そのような中、なぜこの本を購入し、再学習しようとしていたのかはっきりと覚えておりません(笑)。
事務的な仕事として、勤めていた会社の製品の取説の英訳もしなくてはならなかったのですが、
まさにこの書籍のセクションにあります「冠詞と複数」。
このあたりを、結構迷いながら訳していた記憶があるので、その流れで購入したのかもしれません。
受験だけでなく、
動機はどうであれ、学校卒業しても、結局、人生は勉強だと思います。