「すみません」は常に "Excuse me"?
"Excuse me"
・sorry より少し軽めの謝罪として
・人とちょっとすれ違ったりするとき
・店員さんを呼ぶなど、ちょっと注意をひくとき
・話をもう一度聞きなおすとき
意味、用途ともに、日本語の「すみません」がしっくりきます。
英語に親近感のようなものをおぼえた小ばなしを一つ。
「Excuse me = すみません」として、さも一つの単語であるかのようにとらえている方も多いように思います。
航空機内で離陸を待っていた時の話ですが、
ある外国人カップル(アメリカ行きだったのでアメリカ人だと思います)が搭乗し、座席にむかって通路を歩いてきました。
離陸待ちの状況、荷物を棚に乗せようとしている人などが、まばらに通路にいます。
そのカップル2人のうち、先を歩いていた女性が、通路にいた人に対して
「ちょっと通りま~す」という意味で、
"Excuse us."
といったのが聞こえました。
"Excuse us"という言葉に違和感を感じたそのあと、ハッと目からうろこが落ちる感覚を持ったことを記憶しています。
"Excuse me."
たったの2語ですが、立派なセンテンス(文章)。
そこには文章としてのロジックがあります。
集団でいれば、当然"me"ではなく"us" になる。
自分たち全員を助けてほしければ、
"Help me!"
ではなく、当然
"Help us!"
です。
"Excuse me"
を、なにか単なる慣用句のような、状況にかかわらず機械的に使うもの。
そんなふうにとらえていたと、軽いショックをおぼえました。
うまく言えないのですが、
英語、というよりも、他言語を血の通った言語としてとらえるきっかけであり、英語に親近感を持った一幕だったことを覚えています。
20年くらい前の話です。。。
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