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耳に優しい高音質な音楽環境を構築する

Apple Musicで高音質な音楽が気軽に楽しめるようになりました。それとともにカナル型イヤホンで外耳炎に悩まされるようになり、耳に優しいオーディオ環境の再構築を進めてきました。現時点での環境をシェアしたいと思います。

オンラインミーティングが多いデスクワークには骨伝導イヤホン

職場では同僚や秘書さんが用事あるときに声がけしてもらうことも多いので耳はあけておく必要があります。外音取り込みでも同じことはできても、周りから見ると声はかけづらいですよね。そこで導入したShokz OPENCOMM。セールで5000円ほど安く買えたけどそれでも高い買いもの。でもそれだけの価値はありました。ブームマイクは周囲の音を程よくカットしてくれてこもらずクリアに相手に声が届きます。着け心地もよくて長時間着けてられます。音質はまったく期待していなかったのですが、予想以上に音がきれいでBGM鑑賞として十分です。デスクワーク時にクラシックをBGMとして流しながらできます。耳はあいているので電話や呼びかけにもすぐ応答できるし、周囲の会話にも入っていけます。Shokzは他の骨伝導より音質面で飛び抜けているらしいです。音質で選ぶなら最新のOpenRun Pro、約半額のOpenMoveも着け心地ではやや劣りますが同僚はミーティングにも使えているようです。オンラインミーティングや職場ではShokzの骨伝導イヤホンがオススメです。

自宅では高音質の音楽を楽しむ有線バランス接続ヘッドホン環境

音質面では有線環境が最強です。無線のLDACやAptX Adaptiveといったコーデックも遜色ない高音質だけどMacやiPhoneなどApple製品では使えません。Appleで使えるAACはAirPodsや有線では比較的きれいにならしてくれるけどLDACには遥かに及ばない。

僕は楽器の音の1つ1つを楽しみたいこともあり解像度が高い音楽を好んでいます。解像度の面で圧倒的に有利なのが左右独立したアンプを持つバランス接続。通常の3.5mmオーディオ端子はアンバランス接続といって、それはそれで優しく心地よく聴かせてくれるので場面と音楽によって最適ですが、解像度や明瞭感は圧倒的にバランス接続が優ります。バランス接続はアンプと2.5mm/4.4mmの専用端子に対応したケーブルが必要です。基本は自宅のMacですが持ち出せるようにFiio Q3というポータブルアンプをUSBケーブルでMacに接続して、そこに4.4mmのバランス接続ケーブルが添付されたSONY MDR-1AM2という有線ヘッドホンを接続しています(有名なソニーのモニターヘッドホンよりも音が楽しみやすく接続もしやすいです。またワイヤレスの名機WH-1000XM4よりもかなり高音質です!)。ケーブルは比較的リーズナブルで高品質なケーブルであるonso 03の2.5mmケーブルに交換しています(こちらの方が添付の4.4mmよりも明らかに解像度が高いです)。もともとバランス接続できるBluetoothレシーバーであるFiio BTR5を持っていますが、ときどきOppo Reno5 AからLDACで接続してワイヤレスで高音質な音楽を楽しんでいます。BTR5は有線でポータブルアンプとしても使えるのでまだポータブルアンプを持っていない方はFiio Q3ではなくBTR5のみ買うのが個人的にオススメです(Q3の方が高音質で音量調節も簡単ですがバランス接続ならBTR5の音質でも十分高音質です)。

一度高音質な音楽を知ると戻れなくなります。自宅では音楽を楽しむ環境が大事です。僕の環境はコストパフォーマンスに優れた有線環境だと思います。

通勤や出先では便利なBluetoothヘッドホン&イヤホン

BTR5で有線環境を持ち出すのもいいのですが、MDR-1AM2は音漏れが問題になります。骨伝導は電車では外音が大きすぎて全く使えません。やはりノイズキャンセリングが付いたBluetoothヘッドホンやイヤホンがいいと思います。僕は主にSONYのWH-1000XM4を使っています。歩いているときは外音取り込み、電車内ではノイズキャンセリングなど自動的に切り替えてくれ、Bluetoothとしては高音質です(バランス接続のMDR-1AM2には劣ります)。ワイヤレスであること、利便性が重要な電車通勤にはこれがベストだと思います。僕の場合はカナル型イヤホンは外耳炎になるので短時間しか使えませんがiPhoneをお持ちならAirPods Proがいいと思います。でももっとオススメなのがfinal ZE3000。AirPodsよりも安く、定評ある音響機器メーカーのfinalさんが初めてfinalブランドで出しただけあって中高域を自然に聴かせてくれかなり高音質です。遮音性も高くてノイズキャンセリングはなくても問題になりません。ヘッドホンもfinalが監修しているag WHP01Kもリーズナブルでかつ音もまずまず良くオススメです(ソニーほどの低音や迫力はないですが丁寧にバランス良く聴かせてくれます)。余談ですが、WH-1000XM4と違って有線で使ってもWHP01Kは音質は落ちずよかったです。

このように出先では利便性が重視されBluetoothの出番だと思います。冬は耳あてとして暖かいヘッドホンがオススメです。

いま気になっているイヤホン

外耳炎の問題でヘッドホンが中心になってきていますが、イヤホンはコンパクトで便利ですよね。耳に優しく高音質なものとして第3世代AirPodsがありますが、長時間だと耳が蒸れます。そこで気になっているのがイヤホンではなくイヤカフになるambie AM-TW01。耳は完全にあいてます。骨伝導イヤホンと違って後頭部もあいているので寝ながらでもいけそうです。カラーバリエーションもおしゃれです。

もうひとつがSONY WF-L900。まだ未発表ですが穴があいてて開放型イヤホンのようにも見えるし骨伝導的にも見えます。いずれにしろ密閉しない耳に優しそうなイヤホン。注目しています。

耳に優しい環境は広がってきている

気軽に高音質な音楽配信が楽しめるようになり、さらにコロナ禍でイヤホンが普及するとともに耳のトラブルも増えています。耳にやさしくかつ音質も重視した音楽環境作りの選択肢も増えてきています。少しでも参考になれば幸いです。


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