【感想】久保史緒里の青春文化祭
素晴らしいイベントでした。
今回私は現地参戦が叶わず、配信で視聴したのですが、その余韻を処理しきれていません。なぜなら周りにANNを聴いている人・今日の文化祭に参加した人がいなくて、感想を話せてないからです。
文化祭といえば後夜祭が定番ですよね。私は大人なので、飲酒しながら感想をnoteに投稿することを「後夜祭」と称したいと思います。一人なので。「自堕落のひとり後夜祭」に参加してもいいよ、というかたは是非読んでいってください。
青春を養分に縁を紡ぐ妖怪
乃木坂の「ラジオモンスター」
今日のイベントはまさにそんな感じでした。「青春を喰らう妖怪」と最初に言い出したのがいつだったか、どんな流れだったか記憶が曖昧ですが、青春を浴びて、喰らった結果、久保ちゃんはこんなに素晴らしい文化祭を作り上げてくれました。
まさに「縁」が随所に見られた文化祭。ナイナイさんのサプライズ登場なんかはその最たるものでした。ほかのゲストの方ももちろんですが、久保ちゃんが乃木坂に加入し青春を顧みず真面目に活動した結果うまれたものだと思います。
wacciの橋口さんもXに投稿されていましたが、彼女の人柄や積み重ねのたまものです。それが無かったらそもそも開催すらされていないと思うんですよね。
こんなにすごい人なのに、本当に、どうやって学級委員の選挙に負けて、どうしてバドミントン部で嫌われていた(自称)のか、なぜそこまで思い入れのない友達と修学旅行を過ごしたのか。思い入れないとかいって大丈夫だったのか?笑
余計な話はさておき。
オードリーさんが東京ドームで「ラジオモンスター」と冗談を飛ばしていましたが、彼女ももう、ラジオモンスター級な存在といっても過言ではない、と思えた文化祭でした。以下、部活ごとに振り返りたいと思います。
合唱部
「私伴奏したくて」「練習時間が足りてない」「練習でミスる映像」―
サプライズでの伴奏宣言に、ワクワクしながらも、羽根の記憶が頭をよぎりました。私だけではないと思います。あれも勿論素晴らしい演奏でした。それは、久保推しも矢久保ちゃんも全会一致でしょう。でも今回は抱きしめてくれる同期はいませんし、隣で長渕剛がライブをしているわけでもありません。推しのメンタル面が少し心配でしたが、杞憂でしたね。中学生のとき、合唱コンクールでクラスメイトが「最優秀伴奏者賞」を受賞していましたが、今日の久保ちゃんにも授与してあげたいです。1万人の合唱もしっかり配信でも聞こえて、泣きそうになりました。
なにより、鳴りやまない拍手には感動しました。乃木坂という”お化けコンテンツ”を追っていると、時に心無い言葉に遭遇したり、ファンとは思えない思慮の浅い表現に辟易したりします。でも、あの瞬間横浜アリーナには間違いなく負の感情がひとつもなかった。久保ちゃんへの、リスナー相互に向けての、「愛」しかなかった。「推す」とはこうあるべきです。横アリの合唱部の皆さん、素晴らしい合唱をありがとうございました。
お笑い研究部・デザイン部
サンドウィッチマンさん凄いですね。1人なのに、ずっと声出して笑っていました。あれはお笑いモンスターですね。だけど楽天の話がなかったらあと何個かショートコント見れましたよね笑 宗山君には期待しています。
ナイナイさんの登場にも声が出てしまいました。じゃがいもとくさやの定食屋が開店するのが楽しみです。前述のとおり、このイベントを象徴するようなサプライズ。笑えるトークなはずなのに、感動的な温かさを受け取りました。
軽音楽部・放送部
久保ちゃんって歌うまいよな。
EDで「歌も歌えるわけではないし~」って言ってたけど流石に上手かった。
特に私はwacciさんの「大丈夫」をあまり知らなかったんですが、すごく刺さりました。背伸びがつらいとき聞くかもしれません。
モンキーマジックさんのあのED曲は興奮ですよね。終わりの寂しさをかき消して「また来週!」がポジティブになります。枝豆ボーイズfeat.久保、待ってます。
放送部。私はSOLを大学の頃バイト帰りの車で聞いていました。その頃はとーやま校長とあしざわ教頭でした。まぁ大学は青春といっていいでしょう。「さーけーべー!」とか久しぶりに聞けて皆とは別角度から過去の青春を浴びていました。こもり校長は面白いし、かっきーと和ちゃんはかわいいし、久保ちゃんは「この問題を答えなくていいのか!?」しか言わないし最高でした。
中2高2はフリーダーム!
演劇部
私は舞台やミュージカルを見るのが苦手です。急に歌いだすから。なんか恥ずかしくなっちゃうんです。
でも、「夜は短し歩けよ乙女」は原作が好きで、かつ久保ちゃんが出てるから配信で見てみたんです。初めて恥ずかしくなく見れたんですよ。緊張と緩和と歌のバランスがちょうどいい、というか。歌への入りも恥ずかしくなる感じじゃない。「リバー、流れないでよ」もとっても好きな映画です。「タイムマシーンブルース」も好きです。ほかの演劇を見たことがないのを断ったうえで書きますが、上田監督の劇って、見た後にジーンと胸に語り掛けてくるものがあると思うんです。ただの面白いではない。「縁」「不可逆性」「何気ない幸せの尊さ」みたいなものが一塊になった温かみが胸に来るんです。まさに青春ですし、今回の演劇もそうでした。選択肢をすべて選べたらどんなに楽でしょうね。でも、そこに儚い不可逆性があればこそ、「青春」は尊いものなのでしょう。青春すぎました。
楽しそうすぎるやろ!
何よりも久保ちゃんがずっと楽しそうだった。なんかずっとぴょんぴょん跳ねてた。その姿がたくさん見られたことは、我々にとって幸甚の極みです。そしてそのような文化祭が成功しないはずがない。最高でした。
久保ちゃんは、これからも開始0秒で「我が東北楽天ゴールデンイーグルス」というだろうし、鷲尾に譲ると言いながらコーナー外で楽天の話をします。リスナーから少し痛いところを突かれれば喧嘩になるでしょう。ちいかわの心は保てそうにないかもしれません。
分からない人には分からないかもしれませんが、そんな水曜深夜が数万人の青春ともいえるんだと、そう思えた文化祭でした。人々をつなぐ「交差点」のようなイベントだった。
先ほど、青春は不可逆と言いましたが、文化祭は間違いなく「可逆的な青春」でした。久保ちゃんが紡いだ縁がタイムマシンになっていたように感じます。おじさんは酔っぱらってきたのでこれにて後夜祭を終わります。