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メロンパンとATM手数料
大学生の頃、とにかくお金がなかった。
お金のかからない食事と言えば、炭水化物に多い。
僕はパンの上にご飯を乗せて食べていた。
食べていたというよりお腹を膨らませていた。
僕はこのパンにご飯を乗せた食事を炭水化物祭りと名付けて食べていた。
ご飯はバイトのまかない一食の時もあったが自然と体調は良かった。
空腹の方が調子が良いのはこの頃から感じていた。
お金がなかった私の大敵は、ATMの手数料。
アパートから100mのところにあるコンビニ。
そのコンビニにはコンビニATMがあるが、引き出しには手数料がかかる。
300m先には銀行ATMがあり、言うまでもなく僕はそこまで歩く。
僕の600m(往復だから300m×2)は100円。この100円はとっても貴重。
帰りに浮いた100円を使ってコンビニでメロンパンを買う。
外カリッとした優しい甘みのメロンパンがATM手数料で買えるんだ。