【あん】カルチャーショック(1)
私なりの私らしさ
自分がこのNoteを更新して行くにあたって、どんな内容のことを書いていこうかな、といろいろ考えました。
他のメンバーとは違う、私らしい内容ってなにかあるかな、と考えた結果なんですが、外の4人と私が違う部分の1つとして、自分がこうして地下アイドルになるまで、ほとんどこの世界のことを知らずに、ファン側を経験せずにいたということ。
それ故に、みんなが当然の常識として知っているようなことも、何もわからなくて、だからこそ新鮮な驚きをこの一年でたくさん経験してきました。
だから、そんな、私が地下アイドルという現場に足を踏み入れてびっくりなエピソード、カルチャーショックを少し書いていこうと思います。
ライブ、めっちゃ多い!
まずはこれ。私はアイドルになる前はアマチュアのバンドグループで少し活動をしていました。メインはコピーバンド+少しだけオリジナル曲、という形で、学生時代の友達に誘われてボーカルで。
ときどきライブハウスでライブをする。みんなに歌を聴いてもらう。
なんだかんだで1年近くやってきて、少しだけ私のファン、みたいな人たちもついていました。
本当にアマチュアなので、ライブ出演の手配とか準備とかは全て、自分たちでやる。出演回数も、月に1,2回程度。馴染みの楽器屋さんのスタッフさんの縁とか、主にそういう人のつながりをアテにして、ライブの出演交渉したりといった感じでした。
いざ、地下アイドルになって、ライブに出るようになったとたん、なんというライブ数の多さ!
もちろん、自分たちのスケジュールとしての、ライブ数の多さももちろんなんです。私たちは学生メンバーもいるから平日のライブは割と時間帯が限られる、だから週末はもうほとんど全て、ライブライブライブ。1日1本だったら少ないほうで、週末は昼と夜2本、みたいなのも結構多いし、ごくごくたまには3本だってやる。2回し3回しっていう単語が普通に飛び交っているこの世界は恐ろしいな、と思ったものです。
そして、自分たちが出演する以外、そもそもこの世の中こんなにも日々、アイドルのライブは開かれているんだなっていうことにもびっくり。
だってきっと、私たちの生活圏内において、アイドルライブが開催されてない日って、きっとたぶんゼロです。1年365日、絶対どこかではアイドルライブは行われている。それも、それなりにたくさん。
それが、たとえ平日の昼間だって、大晦日だってお正月だって。
でも、この世界に自分がくるまで、そんなこと知りもしなかった。
人は見ようとしないと見えない世界がいくらでもあるんだなっていうことを実感しました。
ライブ、めっちゃ人が多い!
これも2つの意味があって。まずお客さん。私たちはまだまだ実力不足で多くの動員ができるようなグループにはなっていないから、私たちの力でという訳では全然ないけれど。
対バンの後ろのほうに配置される、実力グループさんなどのおかげで、ライブをやるとフロアの後ろのほうまで結構な人が入ってくれます。
これも、昔ステージで歌っていたころには見たこともなかったような光景で。
もちろん、お目当てが自分たちではないお客さんだから、明らかに私たちのことは見てないな、っていう姿も目にすることは多いし、それを気に病んだりということもなくなったけれど。それでも、私の歌が届く範囲にこれだけの人がいてくれるんだな、というその景色は、やっぱりすごく嬉しい。
そんな人たちが、もっともっとその視線をステージに向けてくれるように、頑張りたいなってとても励みにもなる光景です。
そして、出演者側、これがまたとても多い!
私が昔出演していたバンドのライブなんかは、そんなにいくつものバンドが出るような大きいものじゃなくて。3、4グループくらいが入れ替わりで演奏するような形が多かったかな。全出演者を数えてもまぁ、20人って感じかな。
アイドル対バン、そこそこ大きいイベントになると、普通に10グループとか超えますからね。そして、1グループ多いところだと10人弱。どんなに少なくても3人以下ってほとんどなくて、だいたい5~8人ぐらいはメンバーがいるので。1つのイベントで軽く50人超えします。
その一人一人にファンが何人かついていて、入れ替わり立ち替わりでステージに上がって、ファンはその姿を見て楽しむ。本当に多くの人が関わるライブが、こんなにも毎日のように繰り広げられている地下アイドル界って、すごい世界だったんだな、と、私は自分がアイドルになってから知りました。
何事も経験!
こんな感じで、「え、そんなことに驚いたの??」って思われちゃうような話かもしれませんが。私にとっては、アイドル始めたてのころは、毎日が驚きばっかりだったな。
さすがにそれなりの期間活動してきて、今は当然、いろんなことに慣れたけど。でもきっとまた意外なところで、「え、そんなの常識だよ!」って他のメンバーに驚かれて笑われるような、私の知らないこの世界の当たり前なエピソード、あるんだろうな。
そういうカルチャーショックに出会うのも、割と楽しみだったりもします。
人生何事も経験だなと思うので、そういう機会を経て、立派なアイドルに成長していけたらと思っています。
今日はこんな感じで、ちょっとした話でしたが、まだまだカルチャーショックを受けたエピソードはいくらでも出てくるので。
また少しずつ書いていけたらと思います。
それでは、また!