【みそら】卒業のかたち
わたしに、ちょっとだけ前世のグループ活動時代があったことは、前にも少しだけ書いたと思うけど。
その頃からのアイドルの友達が、2人卒業することになった、この11月の後半。
1人はもう卒業してしまった。先週、卒業の告知からたった10日間で、最後のライブをやって、そのまま卒業。幸いにも、わたしたちのライブ時間とは重なっていなかったので、その最後のライブは見に行けたんだけど。
そのライブも普通の対バンライブ、当然ステージ上で卒業のセレモニーみたいなものもなし。MCで少しだけ、今日がこのグループでの私の最後のステージで、という言葉はあったけれどね。
その後の特典会では、さすがにファンのみんなからの花束が渡されて、少しだけご挨拶みたいな時間もあったけれど。
やっぱりこんな形の卒業はすごく寂しいなって思ってしまったな。せめて主催の単独のライブで、ステージの上でちゃんと挨拶ができて、メンバーみんなからの言葉もあって、そういう時間が欲しいなって見ていて思ってしまった。
これは自分の悔しさみたいなものも込みでの気持ちなんだけどね。
前世のわたしのグループのラストも急で、活動終了の告知から解散まで、ほんの2週間くらい。ファンのみんなにも申し訳なかったラストだったな、何を準備するにも全然時間が無かったし。最後のライブも予定が急すぎて、調整つかなくて会えないまま終わっちゃったっていう人もたくさんいて。
終了になった事情も事情だから、こっちとしても運営さんにあれこれ不満も言えず。この「事情」については、ちょっと近いうちに書こうかなと思っている話だったりする。
もう一人は、来年の3月で、という発表があった。ちょうど大学卒業という人生の転機だったこともあって、そのタイミングでグループも卒業。
今の時点で、卒業ライブが予定されているよという話もあって。これはわたしの理想に近い卒業の形だなって思う。
ちゃんと時間をもらって、ファンもアイドルもこの日までは、ってリミットまで全力で頑張って。伝えたいことはその間に全部伝えて、気持ちの整理をして。たくさん準備して卒業ライブで盛大に推しを送り出す。そんなファンのための時間を4か月近く作ってくれるのはありがたいことだよなって思う。
わたしはもちろん、まだまだこのグループから卒業することも考えていないし、これからもっともっと頑張っていくつもりだけど。
前のグループの最後は、自分で決めた形の卒業では全然なくて、突然目の前の道が崩れて消えて、進めなくなっての終わり方だったから。
いつかこの場所を去るときは、ちゃんと自分で決めた日に終えたいなって思っている。その時に、一人でも多く、わたしのことをこれまで応援してくれたみんなに会いたいなと思うし、ちゃんとその予定が立てられるようなタイミングで告知して、ゆっくり時間をかけて卒業までの日々を過ごす。
そんな形で終わりたいな。
こんな突然終わりの話をすると、なんかあったのかとか心配されそうなんだけど、ここはわたしが誰か知っている人もいないから気楽でいいね。