自分じゃなくてもできる仕事はロボットに。RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)で叶える「我慢しない働き方」
あけましておめでとうございます!クラウドワークスグループPeaceful Morning代表の藤澤です。
本年もPeaceful Morningをよろしくお願いします。
当社ごとなのですが、初めての著書「パソコン仕事が一瞬で片付く Power Automate 超入門」が1月31日(火)に出版されました。毎日のルーティンワークに追われている非IT人材の方に向けて、無料で、誰でも、簡単にできる業務の自動化ツール「Power Automate」の基本操作をご紹介している入門書籍になります。
https://www.amazon.co.jp/dp/4815614652
1月27日、皆さまに事前予約いただいたおかげでAmazon「パソコンに関する書籍の売れ筋ランキング」1位(*)を獲得しました。
プログラミング学習でこれまで挫折したような方におすすめの書籍となっていますので、ぜひお手に取っていただけると嬉しいです!(子供を産むような感覚で書籍を作りました…!)
(*) 予約注文による売上
5年前、まだ普通の会社員として企業に勤めていた私がRPAの本を出版するまでに至った背景には、「自分じゃなくても良いような仕事を任されて残業をしている時」に強いストレスを感じていたからでした。ルーティンワークで時間が圧迫される日々を何とか改善しようと学び始めたRPAに、労働市場の将来を変える可能性を感じて起業し、今に至っています。そこで、本noteではRPAでできることやRPAの可能性、私が思い描くRPAが普及した先の未来について記していきたいと思います。
※この記事を読んでいただきたい方※
・ルーティンワークが多く、時間に追われている方
・日々の仕事が、自分じゃなくてもできる仕事だと感じている方
・RPAについて興味があるけど、何ができるのか分からない方
RPAとは
RPAとは、これまで人間が作業していたパソコン仕事をソフトウェアロボットで自動化するテクノロジーです。Excelファイルのデータを自社のシステムに登録したり、毎日決まったウェブサイトから数値を取得してレポート形式にしてお客様に送ったりなど、日々のルール化(定型化)された業務を自動化することができます。
RPAは単純なロボットであれば複雑なプログラムなしに作ることができるため、システムエンジニアやプログラマーのようなIT人材ではない人でもハードル低く始めることができます。RPAツールには、業務を自動化するためのアクション(パーツのようなもの)がすでに整っており、アクションの組み合わせによってさまざまな動きを実装することができます。また、普段の業務をRPAツールで記録して自動化する「レコーディング機能」もあり、IT人材以外の方も使いやすいツールです。
※書籍の題材にもなっているExcelのデータをRPA(Power Automate)が自動で登録してくれている様子がこちら↓
市販のRPAツールは数十種類ほどありますが、本著でご紹介しているのはMicrosoftが開発したRPAツール「Power Automate(パワーオートメイト)」です。Windows10以上のユーザーは無料で使える上にWindows11にはプリインストールされているため、RPA初心者にもハードルが低く取り組みやすいツールです。
RPAとは何か?についてより詳しく知りたい方はこちら
なぜ今RPAなのか
今RPAが注目されている背景には、日本の労働人口が減少していることがあげられます。どの企業でも人手が足りていない現状があり、日本の会社員の方々は日々のルーティンワークに忙殺されています。
私自身もRPAと出会う前は、日々のルーティンワークに疑問を抱きながら仕事をしていました。新卒1社目で配属された経理部門においても、毎日・毎月同じような繰り返しの仕事がありました。2社目は営業に転身したものの、営業成績やレポートの集計などそこでもルーティンワークが求められ、「自分じゃなくてもいい仕事を任されて残業をしている時」にストレスを感じるようになっていました。
業務の生産性をあげたいと考えている中で、RPAの存在を知りました。RPAでは日々のルール化されたパソコン業務は自動化できること、RPA開発自体もローコードでできるため、プログラミング知識のない私でもロボットを作れることを学んだ結果、IT人材ではない自分でも働き方を変えられるのではないか、という希望が生まれました。
また、RPAを触ってみることで、業務改善思考が身につくという副次的な効果も得ることができました。ロボットを作るためには、自分の業務を細分化して考えることが求められます。
例えば、noteで記事を公開するタスクを実行する場合、①noteのURLを検索する→②投稿画面に遷移するボタンをクリックする→③事前に作成している下書きをnoteにコピペする→④投稿ボタンをクリックする、といった複数の作業工程を経て実行されています。
このように日々行っている業務も工程として細分化してみると、実は不要な工数や同じ作業を重複していることが認識できるようになります。
この考え方が習慣化することで、常に業務改善思考で仕事をすることが可能となりました。
RPAで労働力の概念をアップデートする
私は、RPAを日本の労働市場に拡めることで人の働き方を変え、ひいては日本が抱えている労働人口の減少や労働生産性の課題を解決していきます。
労働力の定義は「人が働くこと」でしたが、今後はRPAのようなデジタルワーカーを活用することで、労働力の概念を「人の労働+ロボット」にアップデートできるのではないかと考えています。
例えば、人間1人に対してRPAのようなデジタルワーカーを10台紐づけることができれば、人の労働力は飛躍的に向上します。日本の働く方がRPAを使いこなすことができれば、将来的には日本が抱えている労働生産性や人口減少の問題解決ができると信じています。
一人ひとりがExcelやWordを使うようにRPAを開発・実行する未来を実現できるよう、Peaceful Morningでは啓発活動を続けてまいります。
著書「パソコン仕事が一瞬で片付く Power Automate 超入門」1月31日 発売開始
初めての著書「パソコン仕事が一瞬で片付く Power Automate 超入門」が1月31日(火)にSBクリエイティブ様より出版されました。Microsoftの自動化ツール「Power Automate」を使って業務を自動化する方法をご紹介しています。本著は、Power Automateを初めて使う人、業務の自動化方法を基本から学びたい人、日常のパソコンの定型業務を楽にしたい人に向けて、超入門編として分かりやすく解説していますので、ご興味ある方は是非ご一読ください。
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