薄っぺらい「ありがとう」は嫌なんだよね
「ありがとう」って言葉がキレイなんじゃない
ありがとうって思える心が美しいんだよ?
だから自然にそう思えるようになろうよ
それまではありがとうなんて言わなくていいから
この前の私のツイート。
私自身、本当に思っている時にしか「ありがとう」を言わない。
ありがとうは感謝すべき時に言うんじゃなくて、本当に感謝しているときに言いたいから。
結果的に、言う回数はかなり少ない人種だと思う。
以前はほぼ皆無だった。
理想を言えば、相手の優しさに気づけたら素敵なんだろうなと思う。
けれどまだまだ未熟者なので、相手の優しさに気づけない時も、鬱陶しく感じることもある。
心の余裕がない時はどうしてもね、感謝できない時はやっぱり感謝できない。
こんな性格だから人が離れていっても仕方ないと思う。
だけど、ありがとうって言葉自体が嫌いなわけではないんだと気づいた。
最近人の優しさに目を向けるように意識し出したからだと思う。
素直に心の底から感謝したくなる時だって出てきた。
世界は案外優しさに溢れているのかもしれない。
街中で人間観察していると、ポイ捨てとかわがままな人とか、汚い部分もたくさん溢れているけど、それを咎めないのだって一種の優しさなんだよね。
そういう見えにくい優しさに気づいた時、ありがとうってたしかに素敵な言葉だなと気づかされる。
つまり、波があるのだ。
引きこもるくらい他人を受け付けられない時は、ありがとうって言葉は反吐が出るほど気色悪く感じるし、
全人類愛せそうなくらい心に余裕がある時は、ありがとうって言葉がまるで世界を救う言葉かのように光輝いて見える。
やっぱりダメな時はダメ。
「ありがとう」って別に魔法の言葉じゃない。
ありがとうって言ったら世界が平和になるなんてそんな単純なことではない。
自然に漏れる「ありがとう」が素敵なだけだと思うよ?
だから、過去の自分に手紙を書くとすれば、こう書く。
ありがとうが嫌いなんだよね。
分かる。
今まで通り、嫌な時はありがとうなんて言わなくていいんだよ。
でも、釈然としないかもしれないけど、思ったよりありがとうって悪い言葉ではないんだよね。
それだけ伝えたくて。